河原です。 すみません、一年間の VineLinux 経験があるということで、 一年分 Linux の知識を勉強したという前提で書いていました。。。 もう少し Linuxのコマンドの仕組みや、TCP/IP接続の仕組みの 基礎知識を勉強すると、もっとスムースに解決できますよ。 ☆ドメインの状態について とりあえず、取得したドメインは時間の問題で利用可能に なりますから、試行錯誤している間に使えるようになるでしょう。 ドメイン名というのは、名前(たとえば www.yahoo.co.jp だとか www.google.co.jp といった分かりやすい名前)を、各々の IPアドレス (さっき試してみたら www.yahoo.co.jp が 124.83.167.212 で www.google.co.jp が 66.249.89.99 だった、 こういう大手サイトはたくさんIPアドレスを持っているので やるたびに変化する) に変換するものです。 実際の 通信は IPアドレスで行われます。 ふだん、ブラウザのURL欄に http://www.yahoo.co.jp と 入力してヤフーのトップページを開いていると思いますが、 http://124.83.167.212/ と入力しても、ヤフーのトップ ページを開けると思います。 これってば、ブラウザの ソフトが、内部の処理で DNS を使って、ドメイン名の www.yahoo.co.jp を IPアドレスの 124.83.167.212 に 変換して IPアドレスを使って TCP/IP の接続を開始 しているんです。 通常、Virtual Domain のような同じサーバーで複数の ドメイン名のサイトを開設するような特別な設定を しなければ、IPアドレスで Web サイトを開けますし、 これはできなければおかしいです。 つまり、ドメイン名の 準備が未完了でも、 Web サーバーの動作テストは 通常行えます。 だから、ドメイン名に関する問題は後回しにして、 WebサーバーがIPアドレス指定で外部から接続できるように することが先です。 ☆ ネットワークについて お使いのネットワークは Yahoo BB! とのことで、 わたしは Yahoo BB! の利用経験はないのですが、 しかし、Yahoo BB! に接続できた際に Yahoo BB! の グローバルIPアドレスの中から一つの IPアドレスが あなたの IPアドレスとして動的に割り当てられるのだと 思います。 このIPアドレスをこのテスト目的で 知る必要があります。 Yahoo BB! のモデムに 直接 Vine Linux のマシンが接続しているのだろうと いうイメージで理解していたのですが、すみません、 この前提が違っていて、ブロードバンドルーター バッファロー BBR-4MG 経由だったのですね。 わたしは、BBR-4MGの利用経験もありませんが、 バッファローのWebサイトで確認できるマニュアルに よると、ルーターの設定画面の「管理」の「システム情報」 のところで、確認できるようですね。 このグローバルIPアドレス(※) が重要です。 以降の説明では、※記号付きのアドレスは、このアドレスを 示します。 ☆根本的質問の件 > サーバーを組んだ後は、サーバーソフトを起動させ、WinowMaker+Xterm > +Firefox(必用なツールのDLとVARUEDOMAIN設定のためインストール > して有ります)で作業しています。その後、ログアウトさせているのですが > これはもしかして、誤りですか?色々なサイトや書籍に頼って、ここまでや ログインしているかログアウトしているかは、通常、 Webサーバーのソフト群の動作に影響しません。 無関係です。 通常動作テストをしている場合は、ログインして、 Webサーバーの動作ログを監視したりしながら Webサーバーの動作の様子を見ます。 ログアウトしたら、 UIを操作できなくなってしまうので、Webサーバーの様子が みられません。 わたしは、 ログイン状態で、 tail -f /var/log/ログファイル名 コマンドを使って動作の様子を監視するのが好みですが、 他にもたくさんの方法があります。 less G とか、 xconsole 等... 動作ログをどこに出力したり保存したりするのかは、 syslog.conf というファイルで設定します。 syslogd という デーモンがログに関係しています。 もちろん、UI操作しない (リアルタイムで動作の様子を 観ている必要はないとき)は、他の人に不正UI操作される 可能性というセキュリティ上のリスクの観点から ログアウトしておいたほうがいいでしょう。 ログアウトしても、Webサーバーの動作には基本的には 影響がありません。 ログインしていると、ネットワークから よりクラッキングされやすくなるということは、 通常はありません。 ただ、セキュリティに絶対は ありえないので、ありとあらゆる用心をするべきです。 ☆ファイアウォール > 因みに、他のサイトは閲覧可能なので、ネットワークやファイアーウォールは > 問題無いかと考えております。Apache2とDiCEの設定は それは言えません。「他のサイトは閲覧可能」というのは、 内部から外部への接続になります。 対して Web サーバーの 動作というのは、外部のユーザーからの内部への接続に なります。 ファイアウォールは、通常、内部から外部への 接続と外部から内部への接続を区別し、設定次第ですが、 デフォルトでは内部から外部には自由に接続を認め 外部から内部へは一切の接続を認めない設定になっている ものです。 内部から外部へ接続できたからといって、 外部から内部へ接続できるかどうかはなんとも言えません。 ☆コツ 最初にも書きましたが、プリミティブな部分から 順に確認していくのがこつです。 まず、ローカルで Web サーバーの動作確認を するべきですが、小野寺さんのアドバイスのやり取りに よると、これはOKのようですね。 次は、外部から グローバルIPアドレス(※)直接指定で 接続して、 Web サーバー にアクセスできるかどうかです。 これは、ルーターの設定がうまくいったかどうかの 確認になります。 これが成功したら、次は ドメイン名関係の確認です。 ネームサーバーに、ドメイン名で問い合わせを出して、 グローバルIPアドレス(※)が得られるようになれば、 これは成功です。 最後に、外部からドメイン名でアクセスできたら 完成です。 最終仕上げとして、LAN内部のパソコン からも外部からと同じようにアクセスできると 便利なので、内部の dnsサーバーをひと工夫します。 ところで >> ドメインが動作しているかは、外部から(家の外から)、 >> dig a yourdomainname.jp >> などとして、現在サーバーにしようとしているマシンが >> 取得しているIPアドレスが、ネームサーバーから >> 返ってくるかを確認することで行います。 > > > これは、ブラウザーのURL入力欄に入れるものではないのですか? 違います。 dig は Linux のコマンドでした。 jman dig トラブルシューティングのために良く使う基本のコマンドの 一つなので、知っておくとよいと思います。 外部からアクセスできる試験用の端末は、 Windows である とのことですが、 Windows であれば、Windows のコマンドプロンプト から nslookup コマンドを使ってください。 nslookup yourdomainname.jp 外部からこれをやって、グローバルIPアドレス(※)が 返ってくれば成功、他のアドレスが返ってきちゃったり、 あるいは応答が得られなかったら ddns関係 の設定が 何か失敗してます。 -- たろかわ