山本@千葉です. 長南さん,サポートをありがとうございます. faad2 と libmad はそれぞれ AC-3, MPEG-2 Video の特許絡みがあって, 最近 faad2 と libmad はそれぞれ self-build-faad2, self-build-libmad により 提供されるようになりました. 先ほど,faad2, faad2-devel, libmad, libmad-devel, xmms-aac は, orphaned へ移動されました. 先ほどまでリポジトリに上がっていた xmms-aac は, faad2-2.0-0.20040923vl1.src.rpm からビルドして生成されたものです. ところが,self-build-faad2-2.6.1-2vl4.i386.rpm に代わったので, faad2{-devel}-2.0-0.20040923vl1 をインストールしていた環境では, 自動的に faad2{-devel}2.6.1-2vl4 へアップグレードされています. しかしながら,faad2{-devel}2.6.1-2vl4 では xmms-aac を生成しないようになっているので, > 以下のパッケージは解決できない依存関係を持っています: > xmms-aac: 依存: faad2 (= 2.0) > E: 壊れたパッケージです が起こっていました. # xmms-aac を生成しないようにしたのは, # - XMMS 自体が古く,すでに開発されていない. # - もし self-build-faad2 から xmms-aac を生成するようにしたいたら, # faad2 を利用したいだけなのに,xmms 関連までインストールしないといけない. # (-> 現時点での self-build の仕組みでは仕方ないと思います.) xmms-aac は XMMS で AAC 形式を再生するためのプラグインだったはずです. xmms-aac を使わないのでしたら, xmms-aac を apt-get remove か rpm -e などで削除してください. もし xmms-aac を使われるのでしたら, 以下をお試し下さい. $ apt-get source self-build-faad2 でソースを取得します. 必要であれば, # apt-get build-dep self-build-faad2 # apt-get install xmms-devel (← faad2.spec に書かれています) を実行して,ビルド環境を整えます. $ rpm -bb --define _with_xmms:1 rpm/SOURCES/faad2.spec でたぶんビルドできるはずですが, 今手元で試せる環境にないので,分かりません. # apt-get install rpm/RPMS/i386/xmms-aac-2.6.1-2vl4.i386.rpm でインストールできます. 当方でも,今晩にでも試してみます. -- 山本宗宏