山本@千葉です。 At Sun, 03 Jan 2010 17:21:29 +0900 (JST), ARAI Shun-ichi wrote: > Emacs 23.1 は、何だか色々変に変っているという噂を聞いているので、引き > 続き 22 を使うことにしました。 Vine Linux 5.0 になってから、Emacs 関連で大きく変わったのは、 Emacs 利用ガイド http://vinelinux.org/manuals/emacs-guide.html の第 1 章と第 2 章に記述している system-wide な設定と vine-default です。 vine-default は、今まで .emacs.el に書かれていた設定を細分化したものです。 各種 elisp パッケージを読み込む順序もパッケージ側で管理しており、 依存関係は自動的にパッケージ同士の依存関係だけになるようになりました。 しかし、.emacs.el を読み終わった直後に vine-default を読むので、 分かりにくくなっているのかもしれません。 ひとまず 4.2 で動かしていた .emacs.el(とそれから読まれる *.el)を そのまま動かしたい場合は、 .emacs.el のどこかに (setq vine-default nil) を記述することで、vine-default の設定が一切読まれなくなります。 この場合、ロケールに関する設定とメニューバーの日本語化以外は何もしません。 ご自分で設定なさりたい機能(ほとんどパッケージ名)を完全制御されたい場合は、 例えば、やてふの場合は、 (setq vine-default-yatex nil) を設定して、yatex の設定を記述すれば構いません。 または、vine-default-yatex の一部だけを変更したい場合などもあるかもしれません。 デフォルトでは、${HOME}/lib/emacs は浅いパスなので、 たとえば、たまごでしたら、 /usr/share/emacs-XX.Y/site-lisp/tamago/vine-default-tamago.el を ${HOME}/lib/emacs/vine-default-tamago.el にコピーして、一部分だけ変更しても良いです。 以下、分かる範囲で返信いたします。 > 次に、起動時になんかエラーが起るので調べてみたら、tamago-4.0.6-6vl5 > が define-coding-system を使っていて、そういうのはもうないということで > した。ちょっと調査が必要でしたが、私の環境では Wnn8 があるので、 > wnn7egg を使うことにして回避しました。これが使えない人はどうするのがい > いのでしょう。 emacs-22.3 では、バイトコンパイル時点で失敗していますね。 私も調査してみます。 > 私はツールバーを使わないので .emacs(の延長)で消していたのすが、 > Vine 4.2 の Emacs 22 ではできたことが同じ設定でできなくなりました。 > 起動してから *scrach* で (tool-bar-mode 0) を実行すると消えます > し、.emacs も直前の行までは動作しているので、結構解決に時間がかかりまし > た。 > 結局どうしたかというと、(tool-bar-mode 1) と書くといいようです。何故 > でしょう。 {0, 1} を使うか、{t nil} を使うかで事情が異なります。 vine-default-base では {t nil} を使っていため、 (tool-bar-mode nil) を読んで (tool-bar-mode nil) を読むと nil + nil = t になってしまいます。 {0, 1} を使うと、それぞれ nil, t を与えます。 次回更新時に vine-default-base を見直しが必要そうです。 ---------- 山本 宗宏 Key ID: 0x7637A1D1 Key Fingerprint: 570B C7E6 E5F3 E14F 0898 3EB8 8ECC 8310 7637 A1D1