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[vine-users:079919] Re: Emacs 22.3 報告

  • From: Munehiro Yamamoto <munepi@xxxxxxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:079919] Re: Emacs 22.3 報告
  • Date: Mon, 04 Jan 2010 11:48:47 +0900
山本@千葉です。


At Sun, 03 Jan 2010 17:21:29 +0900 (JST),
ARAI Shun-ichi wrote:
>  Emacs 23.1 は、何だか色々変に変っているという噂を聞いているので、引き
> 続き 22 を使うことにしました。
Vine Linux 5.0 になってから、Emacs 関連で大きく変わったのは、
Emacs 利用ガイド
http://vinelinux.org/manuals/emacs-guide.html
の第 1 章と第 2 章に記述している system-wide な設定と vine-default です。

vine-default は、今まで .emacs.el に書かれていた設定を細分化したものです。
各種 elisp パッケージを読み込む順序もパッケージ側で管理しており、
依存関係は自動的にパッケージ同士の依存関係だけになるようになりました。
しかし、.emacs.el を読み終わった直後に vine-default を読むので、
分かりにくくなっているのかもしれません。

ひとまず 4.2 で動かしていた .emacs.el(とそれから読まれる *.el)を
そのまま動かしたい場合は、
.emacs.el のどこかに
  (setq vine-default nil)
を記述することで、vine-default の設定が一切読まれなくなります。
この場合、ロケールに関する設定とメニューバーの日本語化以外は何もしません。

ご自分で設定なさりたい機能(ほとんどパッケージ名)を完全制御されたい場合は、
例えば、やてふの場合は、
  (setq vine-default-yatex nil)
を設定して、yatex の設定を記述すれば構いません。

または、vine-default-yatex の一部だけを変更したい場合などもあるかもしれません。
デフォルトでは、${HOME}/lib/emacs は浅いパスなので、
たとえば、たまごでしたら、
  /usr/share/emacs-XX.Y/site-lisp/tamago/vine-default-tamago.el
を 
  ${HOME}/lib/emacs/vine-default-tamago.el
にコピーして、一部分だけ変更しても良いです。

以下、分かる範囲で返信いたします。

>  次に、起動時になんかエラーが起るので調べてみたら、tamago-4.0.6-6vl5
> が define-coding-system を使っていて、そういうのはもうないということで
> した。ちょっと調査が必要でしたが、私の環境では Wnn8 があるので、
> wnn7egg を使うことにして回避しました。これが使えない人はどうするのがい
> いのでしょう。
emacs-22.3 では、バイトコンパイル時点で失敗していますね。
私も調査してみます。

>  私はツールバーを使わないので .emacs(の延長)で消していたのすが、
> Vine 4.2 の Emacs 22 ではできたことが同じ設定でできなくなりました。
>  起動してから *scrach* で (tool-bar-mode 0) を実行すると消えます
> し、.emacs も直前の行までは動作しているので、結構解決に時間がかかりまし
> た。
>  結局どうしたかというと、(tool-bar-mode 1) と書くといいようです。何故
> でしょう。
{0, 1} を使うか、{t nil} を使うかで事情が異なります。
vine-default-base では {t nil} を使っていため、
(tool-bar-mode nil) を読んで (tool-bar-mode nil) を読むと
  nil + nil = t
になってしまいます。

{0, 1} を使うと、それぞれ nil, t を与えます。
次回更新時に vine-default-base を見直しが必要そうです。

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山本 宗宏
Key ID: 0x7637A1D1
Key Fingerprint: 570B C7E6 E5F3 E14F 0898  3EB8 8ECC 8310 7637 A1D1