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[vine-users:082762] Re: Vine 6.3でusb接続のFDを使いたい

  • From: 長南洋一 <cyoichi@xxxxxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:082762] Re: Vine 6.3でusb接続のFDを使いたい
  • Date: Fri, 19 Jun 2015 13:08:07 +0900 (JST)
長南です。

手元に Vine 6.3 がないと、何か思いついても確かめられないので不便です。
と言って、ハードディスクは目下一杯ですし。

堀野さんのメールより [vine-users:082756] 
>
> vineを起動した直後にusb FDを接続したときのdmesg の内容の最後部のうち
> FD に関係する部分は添付ファイルdmesg_vine.txt です。これによれば、
> FD ドライブは認識されています。

dmesg_vine.txt のその部分を引用すると、

> scsi7 : usb-storage 1-1.6.1:1.0
> scsi 7:0:0:0: Direct-Access     Y-E DATA USB-FDU  6.01 PQ: 0 ANSI: 0 CCS
> sd 7:0:0:0: Attached scsi generic sg7 type 0
> sd 7:0:0:0: [sdg] 2880 512-byte logical blocks: (1.47 MB/1.40 MiB)

/dev/fd0 ではなく、/dev/sdg に割り当てられているようです
(ついでに言うと、mount_err_ubuntu.txt や dmesg_ubuntu.txt によれば、
ubuntu の場合は、フロッピーが /dev/sdi に割り当てられている)。
sd* というのは、ハードディスクでしょう。USB の外付けフロッピー
というのは、ハードディスクとして動くものなのでしょうか。

言い換えれば、floppy モジュールのロードはしなくてもよいのかということです。

やはり、floppy モジュールが必要ならばの話ですが、それについて古いメールを
思い出しました。2013/11/30 の "[vine-users:082476] Vine Linux 6.2.1 is 
now available for download" です。それによれば、

> Vine Linux 6.2 のインストーラ(i686)に問題が発見されましたので
> 修正版として Vine Linux 6.2.1 をリリースしました。これに伴い
> いくつかの修正を同時に行なっています。
>    ---- (中略) ---
> - floppy ドライバが読み込まれた場合に一部の環境で initrd の生成が終了せず
>    インストールが終了しない問題があったのを修正
>    - floppy ドライバをblacklist に登録(インストール後も同様)

Vine 6.3 でも floppy モジュールがインストール後も blacklist に
登録されているのではないでしょうか。/etc/modprobe.d 以下あたりでは
ないかと思います。

もう一つ、思い出したメールがあります。2009/09/29 の [vine-users:079717] 
と [vine-users:079719] です。[vine-users:079719] から引用すると、

> Tomohiro 'Tomo-p' KATO さんのメールより [vine-users:079717]
>> 
>>   PnPで検出されないFDD、パラレルポート、シリアルポート等の
>>   レガシーデバイスは自動的に使えるようにはならないようです。
>>   /etc/sysconfig/modules/にスクリプトを置いておくと、
>>   いいタイミングで実行されます。
>
> そうなんですか。Vine 4.2 を調べてみたら、なるほど /etc/sysconfig/
> modules/udev-stw.modules というファイルがあり、次のような内容に
> なっていました。
>
>   #!/bin/sh
>   for i in nvram floppy parport_pc parport lp;do
>           modprobe $i >/dev/null 2>&1
>   done
>
> /etc/sysconfig/modules にあるこういったスクリプトは、Vine 5.0 の場合、 
> /etc/rc.d/rc.sysinit のここから呼び出されるんですね (Vine 4.2 の
> rc.sysinit にも似た記述がある)。
>
>   # Load user-defined modules
>   for file in /etc/sysconfig/modules/*.modules ; do
>      [ -x $file ] && $file
>   done

何分にも古い情報ですから、floppy モジュールを意識的にロードする必要が
あるとしても、その設定法が、今では違っているかもしれません。また、
今では、USB 外付けだと事情が違う、つまり、ドライブを接続したとき 
floppy モジュールがロードされるような仕組みになっているのかもしれません。

まあ、とりあえず floppy モジュールをロードするのなら、root になって
コマンドラインから modprobe floppy すればよいのでしょうけれど。

さらに、もう一つ。

前のメールで debian wheezy でも Gnome でフロッピー (当方は内臓) が
使えないと書きました。「場所」-->「コンピュータ」-->「フロッピー
ドライブ」で、「場所をマウントできません/ドライブにメディアが
挿入されていません」というエラーが出るだけでなく、root ユーザになって 
"mount -t vfat /dev/fd0 /mnt" でもマウントに失敗すると。

wheezy の場合、そうなるのは、/etc/fstab にフロッピーのエントリがある
場合でした。/etc/fstab のフロッピーのエントリをコメントアウトしてみたら、
Gnome の「場所」-->「コンピュータ」-->「フロッピードライブ」では、
相変わらず使えませんが、gnome-terminal から mount コマンドで
マウントする方は、うまく行くようになりました。

というわけで、floppy モジュールのことも考えた方がよいと思いますが、
そのほか、fstab のフロッピーのエントリを無効にしてみるとか、
Gnome 以外の Window Manager を使ってみるとかいう方法も、試して
みるとよいと思います。いづれにせよ、コマンドラインから手作業で
マウントするよりないかもしれませんが。

-- 
長南洋一
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