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[VineSeed:17715] Re: upload: task-gnome, task-compiz

  • From: Daisuke SUZUKI <daisuke@xxxxxxxxxxx>
  • Subject: [VineSeed:17715] Re: upload: task-gnome, task-compiz
  • Date: Tue, 2 Jun 2009 00:37:14 +0900
On Mon, 1 Jun 2009 19:10:35 +0900
加藤 雅 <mkato@xxxxxxxxxxxxx> wrote:

> 新規ユーザーを作成し、GNOME セッションにログイン、
>     システムメニュー → 設定 → ルック&フィール → 外観の設定
> で、「外観の設定」ダイアログを開き、「視覚効果」タブで 「なし」以外を選
> 択すると、「このままこの設定を使用しますか」と表示されるダイアログが出た
> きりで、40 秒以上(数分)待っても復帰せず、フリーズします。その時、
> 
>   ・ページャーのワークスペース数は 6個から 4個に変更されている
>   ・ウィンドウマネージャは停止しているらしくはウィンドウ装飾(タートル
>     バーやウィンドウ枠など)は無し
>   ・マウスポインタは動かせるが、ウィンドウ/ダイアログ/GNOME メニュー操作
>     等は一切不能
>   ・「このままこの設定を使用しますか」ダイアログに対しての、ショートカッ
>     ト操作(Alt+P、Alt+K)は不能
>   ・Ctrl+Alt+BS で X から抜ける事は可能 → gdm ログイン画面に戻る

フリーズではなく、metacity が落ちて、compizおよびgtk-window-decorator
が動いていないという状態ですね。
compiz-gtk の実行で失敗しているようなので、手で実行してみてもらっても
いいですか?
compiz-gtk --replace

現状すべてのの場合において indirect rendering にしています。
(LIBGL_ALWAYS_INDIRECT=1)
これだと nvidia-173.x だと動かないのかもしれません。
# 手元の GeForce8600 + nvidia-180.50/60 だとどちらでも動きました。
# Intel GM965 だと INDIRECT にしないと動きません。

> こちらの GPU は、nvidia GeForce FX 5200 なので、Vine non-free で提供され
> ている nvidia-x11-drv-180.51 は試しましたが使えず、メーカー提供の
> NVIDIA-Linux-x86-173.14.18 (同 GPU 用の nvidia 社推奨/最新バージョン) を
> 使用しています。
> 
> なお、「外観の設定」ダイアログに依らず、(ログインし直して)、
>   $ compiz --replace &
> を実行すると、
>   Warn: No 8 bit GLX pixmap format, disabling YV12 image format
> というワーニングは出るものの、とりあえず compiz は起動するようで、Alt+左
> ボタンドラッグによる、ウィンドウの移動やワークスペースの変更、Alt+Tab に
> よるウィンドウの切り替えなどは出来ます (但し、ウィンドウ装飾は一切なく、
> リサイズやボタン操作は出来ません)。

compiz 単独ではウインドウ装飾はできませんので、gtk-window-decorator を
動かす必要があります。
gtk-window-decorator &
compiz ccp --replace &

おそらく、LIBGL_ALWAYS_INDIRECT=1 compiz --replace で動かすと
うまく動かないのではないかと思います。

> この状態で、
>   $ emerald --replace&
> を実行するとウィンドウ装飾が有効になり、「外観の設定」ダイアログ - 「視
> 覚効果」タブで、全ての設定が出来るようになり、ccsm による各種設定も可能
> になります (emerald は廃止予定という事だったので、この方法が正当かどうか
> は分かりませんが)。

emerald は gtk-window-decorator の代わりにウインドウ装飾を担当します。
廃止はしませんが、デフォルトでは使いません。

> しかしこの設定は、まだセッションには保存されず、次回ログイン時には反映さ
> れません。
> GNOME メニューから、
>   システム → 設定 → ユーザー向け → 自動起動するアプリ
> に、compiz --replace と emerald --replace を手書きで追加登録する事によ
> り、初めてログイン時にも設定が反映されるようになりました。
> この後 ccsm で、いくつかの効果や追加機能を試してみた限りでは、すべて期待
> 通りに作動しました。

gconf に書かれるのが標準なので、手で起動させるのは一般的ではありません。

> Vine 提供ドライバを使用していない為、上記の状態が一般的なものか、GPU ド
> ライバ依存の問題かは不明ですが、もし「視覚効果」設定が、ドライバに依存す
> るのなら、わかり易い場所にその旨のドキュメントが提示されれば、ユーザーの
> 戸惑いが軽減されるのではないかと思われます。

ドライバ依存ですが、隠蔽するために compiz-gtk script を wrapper として
使っています。ちゃんと fallback しないといけないんですが、うまく動いて
いないようです。調べておきます。
# 現状安定してまともに compiz が動く環境は実はあまり多くなく、
# nvidia-180.x系 か、intel 系、R300までの ATI といったあたりになっています。
# このあたりは他の distribution でも大きくはかわりません。

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Daisuke SUZUKI | daisuke@{linux.or.jp,dicey.org,vinecaves.com}
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Founder & President, Project Vine.            http://vinelinux.org/
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