On Mon, 1 Jun 2009 19:10:35 +0900 加藤 雅 <mkato@xxxxxxxxxxxxx> wrote: > 新規ユーザーを作成し、GNOME セッションにログイン、 > システムメニュー → 設定 → ルック&フィール → 外観の設定 > で、「外観の設定」ダイアログを開き、「視覚効果」タブで 「なし」以外を選 > 択すると、「このままこの設定を使用しますか」と表示されるダイアログが出た > きりで、40 秒以上(数分)待っても復帰せず、フリーズします。その時、 > > ・ページャーのワークスペース数は 6個から 4個に変更されている > ・ウィンドウマネージャは停止しているらしくはウィンドウ装飾(タートル > バーやウィンドウ枠など)は無し > ・マウスポインタは動かせるが、ウィンドウ/ダイアログ/GNOME メニュー操作 > 等は一切不能 > ・「このままこの設定を使用しますか」ダイアログに対しての、ショートカッ > ト操作(Alt+P、Alt+K)は不能 > ・Ctrl+Alt+BS で X から抜ける事は可能 → gdm ログイン画面に戻る フリーズではなく、metacity が落ちて、compizおよびgtk-window-decorator が動いていないという状態ですね。 compiz-gtk の実行で失敗しているようなので、手で実行してみてもらっても いいですか? compiz-gtk --replace 現状すべてのの場合において indirect rendering にしています。 (LIBGL_ALWAYS_INDIRECT=1) これだと nvidia-173.x だと動かないのかもしれません。 # 手元の GeForce8600 + nvidia-180.50/60 だとどちらでも動きました。 # Intel GM965 だと INDIRECT にしないと動きません。 > こちらの GPU は、nvidia GeForce FX 5200 なので、Vine non-free で提供され > ている nvidia-x11-drv-180.51 は試しましたが使えず、メーカー提供の > NVIDIA-Linux-x86-173.14.18 (同 GPU 用の nvidia 社推奨/最新バージョン) を > 使用しています。 > > なお、「外観の設定」ダイアログに依らず、(ログインし直して)、 > $ compiz --replace & > を実行すると、 > Warn: No 8 bit GLX pixmap format, disabling YV12 image format > というワーニングは出るものの、とりあえず compiz は起動するようで、Alt+左 > ボタンドラッグによる、ウィンドウの移動やワークスペースの変更、Alt+Tab に > よるウィンドウの切り替えなどは出来ます (但し、ウィンドウ装飾は一切なく、 > リサイズやボタン操作は出来ません)。 compiz 単独ではウインドウ装飾はできませんので、gtk-window-decorator を 動かす必要があります。 gtk-window-decorator & compiz ccp --replace & おそらく、LIBGL_ALWAYS_INDIRECT=1 compiz --replace で動かすと うまく動かないのではないかと思います。 > この状態で、 > $ emerald --replace& > を実行するとウィンドウ装飾が有効になり、「外観の設定」ダイアログ - 「視 > 覚効果」タブで、全ての設定が出来るようになり、ccsm による各種設定も可能 > になります (emerald は廃止予定という事だったので、この方法が正当かどうか > は分かりませんが)。 emerald は gtk-window-decorator の代わりにウインドウ装飾を担当します。 廃止はしませんが、デフォルトでは使いません。 > しかしこの設定は、まだセッションには保存されず、次回ログイン時には反映さ > れません。 > GNOME メニューから、 > システム → 設定 → ユーザー向け → 自動起動するアプリ > に、compiz --replace と emerald --replace を手書きで追加登録する事によ > り、初めてログイン時にも設定が反映されるようになりました。 > この後 ccsm で、いくつかの効果や追加機能を試してみた限りでは、すべて期待 > 通りに作動しました。 gconf に書かれるのが標準なので、手で起動させるのは一般的ではありません。 > Vine 提供ドライバを使用していない為、上記の状態が一般的なものか、GPU ド > ライバ依存の問題かは不明ですが、もし「視覚効果」設定が、ドライバに依存す > るのなら、わかり易い場所にその旨のドキュメントが提示されれば、ユーザーの > 戸惑いが軽減されるのではないかと思われます。 ドライバ依存ですが、隠蔽するために compiz-gtk script を wrapper として 使っています。ちゃんと fallback しないといけないんですが、うまく動いて いないようです。調べておきます。 # 現状安定してまともに compiz が動く環境は実はあまり多くなく、 # nvidia-180.x系 か、intel 系、R300までの ATI といったあたりになっています。 # このあたりは他の distribution でも大きくはかわりません。 -- Daisuke SUZUKI | daisuke@{linux.or.jp,dicey.org,vinecaves.com} GnuPG Fingerprint = 7DE6 9AC6 5E5B 1AF8 B38E 0992 90BF 4C09 7432 2CB0 Founder & President, Project Vine. http://vinelinux.org/ Founder & President, Vine Caves, Ltd. http://vinecaves.com/ Founder & Trustee, Japan Linux Association. http://jla.linux.or.jp/