山本@千葉です。 梅田さん、はじめまして。 ご提案をどうも有り難うございます。 コミュニティーでのご発言ですので、 すべてのご提案が通るとは限りません。 コミュニティー内には多くの人がおりますので、 人間どうしのすりあわせの作業が必要でしょう。 梅田さんのご提案で、 私が思う部分についてご返信致します。 > <本投稿の結論> > > 次期バージョンアップ以降においても、 > インストールメディアCD版の維持をお願い致します。 私個人的には、 CD 版(< 700MB)にこだわる必要は特にないと思います。 時代の流れとともに、多種多様にわたる アプリケーションの容量が増えるのは、仕方のないことです。 単に無理というのもあれですので、具体的にいきましょう。 「CD 版」というよりも、 BaseSystem + Server components をまとめた最小構成版!? は、あってもよい気がします。 # どうしてサーバ版と言わないかと申しますと、 # BaseSystem + apt-get install task-x11-xorg task-gnome で、 # ほぼデスクトップ環境が整ってしまうためです。 # 人によっては、task-gnome を task-lxde などにしても良いでしょう。 以下、コメントを少々。 > ※古いハードに新しい命を吹き込む事>Vineの存在意義。 ある程度、古いハードでも Vine Linux は動くと思います。 もはや古いハードでは、今の普通のデスクトップ環境として、 かなり厳しくなってきています。 例えば、firefox に flash-plugin を入れて、 適当な HD 動画を閲覧なさると分かることですが、 快適に閲覧するためには、 もはや Pentium 4 では無理で、 Core2Duo 2 GHz + メモリ 2 GB 以上の スペックを要求されると思います。 快適なサーバ 1 台を用意して、 古いハードを単に X 端末として、もしくは、 シンクライアントとして利用するのであれば、 快適なデスクトップ環境になりうるかもしれません。 > ※DVD版配布が始まった理由として、セキュリティー周り、 > 各パッケージの肥大化が有ると聞いております。セキュリティー > は妥協するべき性質の物では有りませんが・・・ > アプリケーションの削除、減量を進めることで、 > 多少なりともCDに収められるのでは? インストールメディアは、 そのディストリビューションの姿を展望できる と言っても過言ではなく、その意味で、 現時点でリリースされている Vine Linux 5.0 の CD 版や DVD 版の構成は、 1.0 のときから変わらず、 Linux を常用 OS として使用したい個人・SOHO・教育機関などを中心に ターゲットした構成になっています。 CD 版や DVD 版のどちらも、 何でもかんでもパッケージを詰め込んでいるのではなく、 Vine Linux として必要なメインパッケージを十分に厳選しています。 > <例として:この提案でどれだけ、減量出来るかは分かりませんが> こちらのご提案は、かなり主観が入っているように思いますが、 > ・Gimp→画像処理編集に関してプロ並みの機能。 > 一般人は使いこなせるものでは無いのでは 私は画像の素人ですが、普通に Gimp を使っております。 プロの Adobe Photoshop 使いから言わせると、 Gimp は「素人向けのおもちゃ」だそうです (^^ > ・Emacs→初心者ユーザーはGeditが一番。 > 中・上級ユーザー、脱初心者レヴェルのユーザーは > 必要なら勝手にDL(apt)出来る > viも同様だが、こちらは小さなソフト。入るなら、無理やり削除しなくとも良い gedit よりも leafpad の方が軽いと思います。 Emacs が初心者向きじゃないか?と言われますと、 私は初めての OS が大学の Sun Solaris 端末だったので、 パソコン歴 0 年目から Emacs を使っています。 実際に、5.0 からは、DVD 版のみに Emacs コンポーネントが入っていますね。 > ・Tex→学生、大学(準)教授、物書き以外のユーザーはどれだけ居るか? Vine Linux 1.0 からのユーザも多数おられます。 Vine Linux のユーザターゲットにも教育機関が入っております。 私個人的には、CD 版から TeX 関連一式を抜いても良いと思っています。 texinfo を入れるかどうかで、最小の TeX 環境を入れるかどうかにも依ります。 # 次期 TeX ディスリビューションは、TeX Live で確定ですが、 # 現在の tetex パッケージよりも容量・構成の小さな texlive パッケージに # しようと思います。 > ・ゲーム→UNIXが生まれた動機としてゲームが有ったが、 > 今はゲーム専用機で楽しむ方が、コストパフォーマンスが良い。 > 削除して構わないのでは? ゲームは CD 版や DVD 版に入っていたのかどうか忘れましたが、 「遊び心は大事」だと思いますよ。 私は、DVD 版に gnome-games くらいのゲームが入っていてもよいと思います。 wesnoth や fillets-ng、lincity-ng など、質の高いゲームが多数存在します。 wesnoth は、コンソール機にもない質の高い STG だと思います。 fillets-ng は、倉庫番ライクなパズルゲームとしても完成度が高いでしょう。 lincity-ng は、都市育成シミュレーションゲームとしてもよくできています。 > ★折中案 > > DVD版の容量は900MBと聞いています。 > CD1枚配布で、限界が来たら、CD2枚配布なども検討出来るのでは? インストールメディアを、 インストール途中で複数回も入れ替えるのは面倒すぎると思います。 また、インストーラの iso を複数ファイル作成する作業コストがあります。 (DVD 版と申しますか、)DVD/USB 版で十分役割を担っていると思います。 ---------- 山本 宗宏 Key ID: 0x7637A1D1 Key Fingerprint: 570B C7E6 E5F3 E14F 0898 3EB8 8ECC 8310 7637 A1D1