金子@CCELLです。 Takahiro Nakamura / 中村孝広 <moo@xxxxxxxxxxxxxxxx> wrote: > この「WAN側IPアドレス」というのは, どのインタフェースに対して振ってい > るのでしょう? > #それとも, このルータの設定って, 私の常識と全然違うのかな. +----------+ +------+ +---+ ----|ADSLモデム|-----△ルータ▼----|HUB|---- +----------+ +------+ +---+ ルータの設定に「WAN側IPアドレス」という欄と、「LAN側IPアドレス」という欄が あります。 △のIPアドレスが「WAN側IPアドレス」、▼のIPアドレスが「LAN側IPアドレス」 と割り振られていると理解しています。(違うのかな....) > 違うネットワークに存在するホスト間でルータを介さずに通信ができている, > というのは私の理解を超えてます. う〜ん, なぜだろう? 同じHUBにつながっているから、とりあえず通信できてしまっているのでしょうか。 ルーティングの件ですが... PC1とPC2で netstat -nr してみた結果です。 PC1のIPアドレスは999.999.999.114です。 PC2のIPアドレスは999.999.999.115です。 ---- PC1 ---- [root@PC1 network-scripts]# netstat -nr カーネルIP経路テーブル 受信先サイト ゲートウェイ ネットマスク フラグ MSS Window irtt インターフェース 999.999.999.112 0.0.0.0 255.255.255.248 U 0 0 0 eth0 127.0.0.0 0.0.0.0 255.0.0.0 U 0 0 0 lo 0.0.0.0 999.999.999.113 0.0.0.0 UG 0 0 0 eth0 ------------- ---- PC2 ---- [root@PC2 /root]# netstat -nr カーネルIP経路テーブル 受信先サイト ゲートウェイ ネットマスク フラグ MSS Window irtt インターフェース 999.999.999.112 0.0.0.0 255.255.255.248 U 40 0 0 eth0 127.0.0.0 0.0.0.0 255.0.0.0 U 40 0 0 lo ------------- で、試しにPC2で [root@PC2 /root] route add default gw 999.999.999.113 として、PC1と同じ状態にしてみました。 ---- PC2 ---- [root@PC2 /root]# netstat -nr カーネルIP経路テーブル 受信先サイト ゲートウェイ ネットマスク フラグ MSS Window irtt インターフェース 999.999.999.112 0.0.0.0 255.255.255.248 U 40 0 0 eth0 127.0.0.0 0.0.0.0 255.0.0.0 U 40 0 0 lo 0.0.0.0 999.999.999.113 0.0.0.0 UG 40 0 0 eth0 ------------- この状態でルータに対してpingを打つと、 ---- PC1 ---- [root@PC1 network-scripts]# ping 999.999.999.113 PING 999.999.999.113 (999.999.999.113) 送信元 999.999.999.114 : 56(84) bytes of data. 64 バイト応答 送信元 999.999.999.113: icmp_seq=0 ttl=128 時間=794 マイクロ秒 64 バイト応答 送信元 999.999.999.113: icmp_seq=1 ttl=128 時間=780 マイクロ秒 64 バイト応答 送信元 999.999.999.113: icmp_seq=2 ttl=128 時間=720 マイクロ秒 --- 999.999.999.113 ping 統計 --- 送信パケット数 3, 受信パケット数 3, パケット損失 0% Round-Trip 最小/平均/最大/mdev = 0.720/0.764/0.794/0.045ミリ秒 ------------- ---- PC2 ---- [root@PC2 /root]# ping 999.999.999.113 PING 999.999.999.113 (999.999.999.113) 送信元 999.999.999.115 : 56(84) bytes of data. 送信元 999.999.999.115: 目的のホストへ届きません 送信元 999.999.999.115: 目的のホストへ届きません 送信元 999.999.999.115: 目的のホストへ届きません --- 999.999.999.113 ping 統計 --- 送信パケット数 4, 受信パケット数 0, +3 エラー, パケット損失 100% ------------- 同じHUBにつながっているローカルIPアドレスのPCへ向けてpingを打つと、 ---- PC1 ---- [root@PC1 network-scripts]# ping 192.168.0.100 PING 192.168.0.100 (192.168.0.100) 送信元 999.999.999.114 : 56(84) bytes of data. 64 バイト応答 送信元 192.168.0.100: icmp_seq=0 ttl=255 時間=12.663ミリ秒 64 バイト応答 送信元 192.168.0.100: icmp_seq=1 ttl=255 時間=7.620ミリ秒 64 バイト応答 送信元 192.168.0.100: icmp_seq=2 ttl=255 時間=7.257ミリ秒 --- 192.168.0.100 ping 統計 --- 送信パケット数 3, 受信パケット数 3, パケット損失 0% Round-Trip 最小/平均/最大/mdev = 7.257/9.180/12.663/2.467ミリ秒 ------------- ---- PC2 ---- [root@PC2 /root]# ping 192.168.0.100 PING 192.168.0.100 (192.168.0.100) 送信元 999.999.999.115 : 56(84) bytes of data. 送信元 999.999.999.115: 目的のホストへ届きません 送信元 999.999.999.115: 目的のホストへ届きません 送信元 999.999.999.115: 目的のホストへ届きません --- 192.168.0.100 ping 統計 --- 送信パケット数 4, 受信パケット数 0, +3 エラー, パケット損失 100% ------------- ルータへ向けてのtracerouteだと、 ---- PC1 ---- [root@PC1 network-scripts]# traceroute 999.999.999.113 traceroute to 999.999.999.113 (999.999.999.113), 30 hops max, 38 byte packets 1 router (999.999.999.113) 0.910 ms 0.801 ms 0.779 ms ------------- ---- PC2 ---- [root@PC2 /root]# traceroute 999.999.999.113 traceroute to 999.999.999.113 (999.999.999.113), 30 hops max, 38 byte packets 1 kokoya (999.999.999.115) 2990.969 ms !H 2996.969 ms !H 2999.974 ms !H ------------- 結果が違います。 なぜこういう挙動の違いが出るのか? まだ設定に違うところがあって、見落としているのか? VineLinuxのバージョンが違うことに起因するのか? バージョンによる違いなら、プロトコル的にはどちらの動きが正当なのか? 以上の点を悩んでいます。 設定については /etc/sysconfig/network をチェックして、PC1とPC2の内容を(IP アドレス以外)同一にしています。 - May the source be with you. Atsushi Kaneko@CCELL inc./ Osaka ( ) ) E-Mail:libra55@xxxxxxxxxxx ( ) URL:http://www.ccell.co.jp/~aka/ )( ______________________________ ) () ) #;, """""""""""""""""""""""""""""""