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[vine-users:051239] Re: メモリーを少なく認識し てインストールが出来ない

  • From: yoshinobu syouzi <yoshino@xxxxxxxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:051239] Re: メモリーを少なく認識し てインストールが出来ない
  • Date: Thu, 06 Jun 2002 11:26:51 +0900
こんにちは、よしのぶです。

Yuuzaki Masahiro wrote:
> 
> 勇崎 昌宏(user-key.)です。
> 
>  仕事場にNT3.51が動いていたCOMPAQのPROSIGNIA 300が埃をかぶっていて
> 使っても良いってことだったので、VineLinux2.5を入れてサブ機にしようと
> したのですが、
> You do not have enough RAM to install
> Red Hat Linux on this machine.
> press <return> to reboot your system.
> となりインストールが出来ません。
> 
> メモリーは増設して有って、208M載っているのですが、NTでは問題なく
> 認識していますが、Linuxのインストーラでは16M程しか認識していない様なのです。
> 
> インストーラでのメモリーの認識が誤っていると思うのですが、
> どのようにすればliloのappendの設定で`append="mem=207M"'とする様に
> kernelパラメータとして渡せるのでしょうか?

おおっ、お仲間がいました。まったく同様の問題につい先日、出会いました。
うちは、96MB積んでます。Vine1.1、2.0、2.1.5、では、BootPromptで
教えてやればダイジョブだったのですが、2.5ではそれがうまくいきません。
正確にはVineの問題というより、kernelの問題というか仕様です…?。
 
> #インストールが出来ていれば、liloのパラメーターとして渡せるのに…

で、結論です。インストールしてもVine2.5のkernel-2.4.18-0vl3には
PROSIGNIA 300で16MB以上のRAMを認識させることはできません(ボクはできて
いません)。これは、kernelにパラメータが渡されていないからではなく、kernel
がBIOSが教えてくれた値より大きい値を受け取った時は、その値を無視するからです。
試しに16MBより少ない値を教えてやったら、ちゃんとその値は認識されました。
BootPrompt-HOWTOとかには、あんな脅かし気味に書いてあるのに、随分と世の中、
親切になったものですね。

ちなみにボクは、PROSIGNIAに2.5をインストールするのに手近にあった、kernel
2.4.2-ac20で新たにインストールディスクをつくりなおしてインストールしました。
少なくとも2.4.2-ac20ではBootPromptでBIOSが教えてくれる値よりも大きいRAM
を認識させることができました。

このやり方は、bootdiskやinitrdを手作りするのとまったく同じなので、もし、やって
みたいときは、Bootdisk-HOWTOなどを参考にしてみてください。インストールディスクの
なかで大切なのは、結局、そのなかのinitrdだけなので、とにかく問題のないkernelを
bootして、インストールディスクからもってきたinitrdを展開させれば、あとは勝手に
インストールが始まって終ります。また、2.5に特有の仕様(?)として、instimageは
iso9660のファイルシステム中にはありません。instimageは、cramfsの中にあるよう
なのでkernelの設定では何らかの形で有効にしておいてください。

さて、ボクのPROSIGNIA 300はどうなったかというと、ビデオカードは、tiRAMDACの
Stealth64(S3-968)なのですが、IBMのRGB52xが認識できないとか言ってXが立ち上が
りません。だから、RAMDACはIBMじゃなくて、tiだって言ってるのに…。RAM同様、
教えてやっても無駄でした。PROSIGNIAには、2.1.5が同居していて、あまり無理でき
ないので、2.5の本格稼働はもうしばらく後になりそうです。

-- 
よしのぶ
yoshino@xxxxxxxxxxxxxxxxx