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[vine-users:052144] Re: 2.1.5 用の OpenSSH

  • From: NISHIMURA Daisuke <nishi@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:052144] Re: 2.1.5 用の OpenSSH
  • Date: Fri, 12 Jul 2002 21:27:53 +0900
西村@Security Team です。

>> "touchan" == touchan  <touchan@xxxxxxxxxxxxxx> writes:

touchan> On Thu, Jul 11, 2002 at 07:15:25PM +0900, NISHIMURA Daisuke wrote:
>> OpenSSH の件については、 2.5 向には出しちゃった後で
>> 問題ないことがわかったので改訂した、
>> 2.1 向には出す前に問題ないことがわかったので出していない
>> ということだと思います。
 
touchan> そういった経緯はどこを見れば知ることができるのでしょうか?

Debian の advisory が、古いのも残っていて経過がわかるようです。

http://lists.debian.org/debian-security-announce/debian-security-announce-2002/msg00045.html
http://lists.debian.org/debian-security-announce/debian-security-announce-2002/msg00048.html

2002-06-24: DSA-134-1: よくわからないけど 3.3p1 にしろ
2002-06-27: DSA-134-4: 3.4p1 にするか設定を確認

というようになってます (乱暴なまとめですが)。
# -2 と -3 は、 Debian のパッケージの話なので省略しました。

OpenSSH 3.4 が出たのは 2002-06-26 です。

Vine での対応は、 2.5 向に 3.3p1 のパッケージを出したのが
2002-06-26 で、 OpenSSH 3.4 の出る前です。
その後、 2002-06-28 に、改訂版として 3.4p1 のパッケージが
出ています。

このときまで 2.1 向の作業は進んでいなくて、デフォルトの設定で
問題ないことがわかってしまったので、それで終りになってしまった
ということのようです。

2.5 向の作業が早く進んだのは、現在、 VineSeed とほとんど同じで、
Seed 向に作ったパッケージがそのまま使えたからだと思います。

Vine の対応に関しては、私自身は security team に入っているので
一部わかるのですが、ログは公開されていないはずです。
OpenSSH の対応については、
http://www.jp.openbsd.org/openssh/txt/preauth.adv
の
6. Release Process:
に詳しく書かれていますが、これだけではよくわからないです。

ところで、 2.5 向と 2.1 向で対応に時間差が生じて 2.5 で
直っているバグが 2.1 でどうなっているのかわからないという
問題ですが、現在 errata ページが別々になっているのを
一緒にすれば改善されるでしょうか。
対象のところに 2.1[未] などと書くようにして。
今回の OpenSSH の件では「2.1 は修正パッケージなし」のように
書くことになるでしょうか。

他のディストリビューションではそうなっているところが
多いみたいなので。

-- 
西村 大介 <nishi@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
東京大学 総合文化研究科 広域システム科学系