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[vine-users:055495] Re: vmware と X

  • From: Masaki Ishido <ishidou@xxxxxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:055495] Re: vmware と X
  • Date: Mon, 11 Nov 2002 21:14:11 +0900
いしどうです。

"[vine-users:055478] Re: vmware と X" において、
   "Masumitsu Hatta <hatta@xxxxxxxxxxxxxxxx>"さんは書きました:

>やっぱり、備忘録は必要ですね

そうですね (^^;;

>このMLに書き込むことで、備忘録にするってのは反則ですかね・・

わたしも、Windows上のVMware で VineLinuxをインストールする手順を
どこかWebに載せようかと思っていたのですが、めんどうくさくってさ
ぼっていました。
考えてみれば、このメーリングリストに出せばログに残ってWebブラウ
ザからも見られるので(ごめんなさい)、メモ程度ですがいま実際にイ
ンストールして手順を作ってみました。
十回以上やって毎回動いていますので、まぁこんなものではないでしょ
うか。
Windows版の VMware上でVineLinuxがうまく動かない方々のご参考にな
れば…

ちなみに、わたくしのマシン環境は
Windows2000 SP3
ASUS CUSL2-C  Pentium III 866MHz メモリ512MB
ディスプレイコントローラは SIS315
VMwareのバージョンは 3.2.0 build-2230 です。

=====
仮想マシン作成
Configuration Editor
  USB Port 削除(仮想マシンに見せたいデバイスがUSBポートにつな
  がっていないので)
  フロッピードライブ切断(仮想マシン起動時にフロッピードライブ
  が啼いてうるさいので)
  ダウンロードした VineLinux のISOイメージをCD-ROMドライブに接続

仮想マシン Power On
  BIOSセットアップに入る
  日時を設定
再起動
  VineLinuxインストーラ起動
  text mode インストール指定
  インストール時に使用する言語を英語に設定(←趣味)
  キーボードタイプを使用しているキーボードの種類と合わせて指定
  マウスタイプは3ボタンPS2マウス、3 button emulation をオン(な
  んか変ですけど、vmware のマニュアルにそう書いてあるので)
  あとは基本的にデフォルトを選択 (^^;;
  Video Card Configuration 画面は、設定をさわらずに OK
  パッケージのインストールが終了するのを待つ。Workstationイン
  ストールであれば、10分ほど。
  ブートフロッピーは作らない
  モニタの設定は(vmware tools installer がしてくれるので)そ
  のまま OK を選択
  X Customization も、上と同様。text login を選択してほかは変
  更せず OK を選択
  インストールを終了し、再起動

VineLinux 2.6r1 の場合には再起動時のPOST画面の時に仮想マシンの電
源を切り、構成エディタでCD-ROMドライブの Virtual Device Node を 
SCSI に変更(IDEのままだと、このあとの起動時にクラッシュする)
変更後、仮想マシンの電源を入れる。

VineLinux 2.6r1 では、"checking for new hardware" のところで、マ
ウスを見つけ出しくれるので、検出されたままで Configure を選択
再度、3ボタンPS2マウス、3button emulation をオンで構成
(これは、最初の起動時だけです)

VineLinuxが立ち上がったら root でログイン
vmware の Settings → VMware Tool Install を選択
表示されるダイアログの Install をクリック
仮想マシンに戻り、

# mount /dev/cdrom
# tar xvzf /mnt/cdrom/vmware-linux-tools.tar.gz

を実行(マニュアルにはファイルをコピーして…と書いてありますが、
こっちの方が早いです)
root のホームディレクトリに vmware-linux-tools フォルダが作成さ
れるので、そこへ移動

# cd vmware-linux-tools

vmware tools installer を起動。標準サポートOSではないので、
redhat系だよ、ということをinstallerスクリプトに教えてあげる。

# ./install.pl redhat

XFree86 のドライバモジュールを、vmware tools 提供のものと置き換
えるかどうかを聞いてくるので、置き換える場合には yes、置き換えな
い場合には no と入力(下の例は、置き換える場合)

Please enter ['yes'] or no : yes

どのファイルをどう置き換えるか表示され、これを実行するかどうか聞
いてくるので yes

OK? [yes] yes

vmware tools のインストールが済んだので、次に XF86Configの修正

# vi /etc/X11/XF86Config-4.vm

Section "Module" の Load "freetype" をコメントアウト、Load "xtt"
 を追加。修正後の Module セクションは以下の通り。

Section "Module"
  Load "dbe" # Double buffer extension
  Subsection "extmod"
  EndSubSection
  Load "type1"
  Load "xtt"
# Load "freetype"
# Load "glx"
EndSection

マウスの3ボタンエミュレーションを有効にする。
Option "Emulate3Button"
と
Option "Emulate3Timeout" "50"
の行の先頭のコメント文字を削除

root をログアウトし、一般ユーザでログイン。startx を実行してXが
動作するかどうかを確認
=====

こんな感じでいつもインストールしています。
--
Masaki Ishido
ishidou@xxxxxxxxxxxxxxx