いしどうです。 "[vine-users:055478] Re: vmware と X" において、 "Masumitsu Hatta <hatta@xxxxxxxxxxxxxxxx>"さんは書きました: >やっぱり、備忘録は必要ですね そうですね (^^;; >このMLに書き込むことで、備忘録にするってのは反則ですかね・・ わたしも、Windows上のVMware で VineLinuxをインストールする手順を どこかWebに載せようかと思っていたのですが、めんどうくさくってさ ぼっていました。 考えてみれば、このメーリングリストに出せばログに残ってWebブラウ ザからも見られるので(ごめんなさい)、メモ程度ですがいま実際にイ ンストールして手順を作ってみました。 十回以上やって毎回動いていますので、まぁこんなものではないでしょ うか。 Windows版の VMware上でVineLinuxがうまく動かない方々のご参考にな れば… ちなみに、わたくしのマシン環境は Windows2000 SP3 ASUS CUSL2-C Pentium III 866MHz メモリ512MB ディスプレイコントローラは SIS315 VMwareのバージョンは 3.2.0 build-2230 です。 ===== 仮想マシン作成 Configuration Editor USB Port 削除(仮想マシンに見せたいデバイスがUSBポートにつな がっていないので) フロッピードライブ切断(仮想マシン起動時にフロッピードライブ が啼いてうるさいので) ダウンロードした VineLinux のISOイメージをCD-ROMドライブに接続 仮想マシン Power On BIOSセットアップに入る 日時を設定 再起動 VineLinuxインストーラ起動 text mode インストール指定 インストール時に使用する言語を英語に設定(←趣味) キーボードタイプを使用しているキーボードの種類と合わせて指定 マウスタイプは3ボタンPS2マウス、3 button emulation をオン(な んか変ですけど、vmware のマニュアルにそう書いてあるので) あとは基本的にデフォルトを選択 (^^;; Video Card Configuration 画面は、設定をさわらずに OK パッケージのインストールが終了するのを待つ。Workstationイン ストールであれば、10分ほど。 ブートフロッピーは作らない モニタの設定は(vmware tools installer がしてくれるので)そ のまま OK を選択 X Customization も、上と同様。text login を選択してほかは変 更せず OK を選択 インストールを終了し、再起動 VineLinux 2.6r1 の場合には再起動時のPOST画面の時に仮想マシンの電 源を切り、構成エディタでCD-ROMドライブの Virtual Device Node を SCSI に変更(IDEのままだと、このあとの起動時にクラッシュする) 変更後、仮想マシンの電源を入れる。 VineLinux 2.6r1 では、"checking for new hardware" のところで、マ ウスを見つけ出しくれるので、検出されたままで Configure を選択 再度、3ボタンPS2マウス、3button emulation をオンで構成 (これは、最初の起動時だけです) VineLinuxが立ち上がったら root でログイン vmware の Settings → VMware Tool Install を選択 表示されるダイアログの Install をクリック 仮想マシンに戻り、 # mount /dev/cdrom # tar xvzf /mnt/cdrom/vmware-linux-tools.tar.gz を実行(マニュアルにはファイルをコピーして…と書いてありますが、 こっちの方が早いです) root のホームディレクトリに vmware-linux-tools フォルダが作成さ れるので、そこへ移動 # cd vmware-linux-tools vmware tools installer を起動。標準サポートOSではないので、 redhat系だよ、ということをinstallerスクリプトに教えてあげる。 # ./install.pl redhat XFree86 のドライバモジュールを、vmware tools 提供のものと置き換 えるかどうかを聞いてくるので、置き換える場合には yes、置き換えな い場合には no と入力(下の例は、置き換える場合) Please enter ['yes'] or no : yes どのファイルをどう置き換えるか表示され、これを実行するかどうか聞 いてくるので yes OK? [yes] yes vmware tools のインストールが済んだので、次に XF86Configの修正 # vi /etc/X11/XF86Config-4.vm Section "Module" の Load "freetype" をコメントアウト、Load "xtt" を追加。修正後の Module セクションは以下の通り。 Section "Module" Load "dbe" # Double buffer extension Subsection "extmod" EndSubSection Load "type1" Load "xtt" # Load "freetype" # Load "glx" EndSection マウスの3ボタンエミュレーションを有効にする。 Option "Emulate3Button" と Option "Emulate3Timeout" "50" の行の先頭のコメント文字を削除 root をログアウトし、一般ユーザでログイン。startx を実行してXが 動作するかどうかを確認 ===== こんな感じでいつもインストールしています。 -- Masaki Ishido ishidou@xxxxxxxxxxxxxxx