森島です。 Canon の PIXUS 850i で Linux 用のドライバが使えないか、と 以下の3種類を試してみました。いずれも http://cweb.canon.jp/drv-upd/bj/other.html#linux からたどれるページからダウンロードしたものです。 1. Canon Bubble Jet Print Filter for Linux Ver.2.10の F900 用 rpm パッケージ bjfilterbjf900-2.1-0.i386.rpm 2. Ver.2.00 の中の BJ S500 用 のbjfilterbjs500-2.0-0.i386.rpm 3. Ver.1.30 の中の BJ S600 用 の bjfiltercom-1.3-0.i386.rpm + bjfilters600-1.3-0.i386.rpm インストール後 lpr -P(プリンタ名) (psファイル) (/usr/share/ghostscript/5.50/examplesのcolorcir.psなど) というテストをしてみました。 1. 最新のものであり、950i では動くという F900 用 では まず、gui のフィルタ設定画面が立ち上がり ユーティティシートからのノズルチェックパターン印刷などは 作動するのですが、いざ、OK を押して印刷が開始されると 横が二倍に引き伸ばされて、その左半分しか印刷されません (colorcir.ps の円の左半分だけが画面いっぱいに 印刷されるイメージ)。色はキレイなのですが。 そこで 950i は Fシリーズの後継、850i は Sシリーズの 後継、との記憶を呼び覚まし、2. を試しました。 gui のフィルタ設定画面は ちゃんと動作しているようですが 印刷すると今度は色がものすごくずれます。 (tiger.psを印刷すると虎の顔が色によっては5cmほども) 続いて ghostscript のフィルタでは bjc600 用のものを 指定しているので 3.に挑戦。で、これはまずまずの 印刷結果でした。 3.の問題は gui で縁なし印刷やセンタリングを指定 できないことです。これでは ghostscript のフィルタを 使ったのとたいして変わらない、との印象です。 最後におまけで F900 用のパッケージと S600用の フィルタの両方をインストールした状態で /etc/printcap で if=/usr/local/bin/bjs600ps と指定してみましたが、lpr -Pbjf900usbps colorcir.ps としてもウンともスンともいわずプロンプトが帰ってきて しまいました。 長文になりましたが Canon Bubble Jet Print Filter for Linux Ver.1.30 の S600 用パッケージを使えばそれなりにOK というのが私のとりあえずの結論です。 もっとも、S600用で全ての機能をためしたわけではありませんし (とくにアプリケーションからの印刷は全くトライしていません) うまく行かなかった方法でもパラメータなどの設定次第では うまく行くのかも知れません。(第一、色の良し悪しは今一つ 良くわからないのです) 他の方法で、Pixus 850i を使っている方がいらっしゃれば 是非とも教えていただきたいと思います。 *--------+---------+---------+---------+---------* 森島 香二 Koji MORISHIMA (e-mail) kojim@xxxxxxxxxxxxx *--------+---------+---------+---------+---------*