で、もちろん、kernelのloadに一時的なシステムを使う方法もあ るかもしれません。ただ、Linuxのloadの方法としては、一般的で はありません。 Linuxの場合、わざわざ一時的なLinuxシステムを用意しなくても、 一度に本来必要なkernelをロードできるはずですから、結局、その ような面倒臭いことをしなければならない理由がありません。 田中さんがそういうシステムを使っていておっしゃっているのか どうかは分かりませんが、load出来る大きさとか、real modeとか protect modeがどうしたとか言う理由で、いったん一時的なシステ ムを起動してからさらにTFTPをかけてそこから本番のkernelをload するOSもあるとおもいます。 理解と言うより、必要性の問題かも知れません。
いま調べましたらGRUBはPPC版には存在しないようです。本で読みましたところ GRUBはブートローダのひとつであるということで、PPC版ではブートローダに BootX, miboot, yabootというものが用意されております。GRUBのようにサーバ 上のシステムをクライアントから読みに行く機能がこれらにあればいいのですが、 引き続き調べてみます。 さて、組み込みLinuxというものが参考にならないかと思い、調べている過程で http://homepage2.nifty.com/DenDen/linux/FAQ.htm#LinuxPPCprompt 中に --------------------------------------------------------------
Q. Linux起動時の設定はどこでどうするの?
A. Linux起動時(LinuxPPC:と表示されている時)にカーネルへ渡すパラメータを設定することが出来ます。
カーネルのパラメータ自体はBootPrompt-HOWTOをご参照ください。
基本的には、コンソールをシリアルポートの1(ttyS0)に設定し、ルートファイルシステムがどこにあるかを指定すればよいと思います。例を示しますので、参考にしてください。
<例>
Linux/PPC load: root=/dev/sda2 console=ttyS0,9600
(ルートファイルシステムはSCSI ID:0のハードディスクの第2パーティション。コンソールはシリアルポート COM1)
Linux/PPC load: root=/dev/nfs nfsaddrs=202.aa.bb.cca:202.aa.bb.ccd nfsroot=202.aa.bb.ccd:/home/mbx/
(ルートファイルシステムはNFS 自分のアドレスは202.aa.bb.cca サーバのアドレスは202.aa.bb.ccd マウントポイントは202.aa.bb.ccdの/home/mbx/をルートとしてマウント