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[vine-users:067961] Re: デフォ ルトは Wi ndowMaker?

  • From: 長南洋一 <cyoichi@xxxxxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:067961] Re: デフォ ルトは Wi ndowMaker?
  • Date: Wed, 29 Sep 2004 11:40:50 +0900 (JST)
長南です。

一番最初のメールにつなげます。
ずいぶん日にちが経ってしまいましたが、昨晩最小インストールを試して
いたときに、おそらくこれが原因だろうということに行き当たりました。

田添さんのメールより [vine-users:067733]
> 
>  Vine Linux 3.0 をいくつかの PC に導入しているときに気づいたのですが、
> インストール時に X Window System の設定をしない(X Window System そのも
> のは導入しています)場合に、インストール完了後に Xconfigurator にて X 
> Window System の設定を行うと、標準の Window Manager が Window Maker に
> なっているようですが、私の環境だけなのでしょうか?

ちょっと調べてみてください。/etc/sysconfig/desktop というファイル
は存在しますか。

このファイルは、インストール中に X の設定をすると、アナコンダが
作ってくれるようです。インストール後に Xconfigurator を実行しても、
このファイルは作成されません。

X の設定を省略してインストール。再起動して Xconfigurator。その後で
テキスト・ログインして startx を実行すると、/etc/sysconfig/desktop が
存在せず、~/.wm_style も存在しませんから、/etc/X11/xinit/Xclients の
最後の部分が実行されることになります。すなわち、WindowMaker を動かそう
として、インストールされていないので失敗し、結局 twm が起動される。

このとき、Xclients は /usr/X11R6/bin/RunWM --WindowMaker を実行して
失敗するわけですが、この RunWM の中で WindowMaker を起動する前に、
~/.wm_styleが作られ、WindowMaker という内容が書き込まれます。
そのため、一見 WindowMaker が Vine のデフォルトのように見えるわけです。
/usr/X11R6/bin/RunWM はシェルスクリプトなので、読んでみてください。

一方 /etc/sysconfig/desktop が存在すると、~/.wm_style が存在しない場合、
Xclients 中で PREFERRED=gnome-session となり、 exec $PREFERRED で
GNOME が動き出すことになります。これがデフォルトとして本来意図されて
いる動きだと思います。

そういうわけで、インストール中に X の設定をせず、setwm gnome もやらずに
startx で X を起動した場合は、まさしく田添さんがおっしゃったとおりの
現象が起きることになります。

# gdm からのグラフィック・ログインでも、事情は似たようなものです。
# /etc/sysconfig/desktop が存在しないと、「セッションを選択」で
# 意識して GNOME を選ばないかぎり、たぶん twm が起動してしまいます。

解決法は、/etc/sysconfig/desktop を作ることでしょう。あるいは、
startx の前に setwm gnome をしてもよいし、/etc/X11/xinit/Xclients を
書き換えてもよいと思います。

なお、アナコンダの作ってくれるらしい /etc/sysconfig/desktop の内容は
次のようなものです。

  $ cat /etc/sysconfig/desktop
  DESKTOP=""

-- 
長南洋一