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[vine-users:070776] Re: man command

  • From: IKEDA Katsumi <ikedak@xxxxxxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:070776] Re: man command
  • Date: Thu, 10 Mar 2005 22:50:57 +0900 (JST)
池田です。

少し詳しい説明に挑戦 :-)

From: Satoru Otsubo <otsubo_p@xxxxxxxxxxxxxxx>
Date: Thu, 10 Mar 2005 18:06:16 +0900
> 私も man.c ファイルを見てみたいと思って、# find / | man-1.5o としたところ、
(snip)
> となり、src のディレクトリは存在しません。man-1.5o/src/man.c はどこから得られた
> のでしょうか? 私のは vine-3.0 をアップグレードした vine-3.1 です。

バイナリパッケージをインストールしただけではソースファイルは
インストールされません。ソースパッケージを取ってきて確認する
ことになります。
# kernel-source のような例外もあります。

とりあえずソースパッケージを入手して、ビルドできるように ~/rpm/
以下に展開します。2つの方法を紹介します。

1. apt-get source man とすると、実行したディレクトリに
   man-1.5o-0vl1.src.rpm が、~/rpm/SOURCES/ にパッケージに含まれる各種
   ソースファイルが、~/rpm/SPECS/ に spec ファイルが展開されます。

2. 何らかの方法で直接 man-1.5o-0vl1.src.rpm を入手して、
   rpm -i man-1.5o-0vl1.src.rpm とすると、1. で紹介したのと同じ結果
   が得られます。

なお、中身を取り出すだけなら rpm2cpio と cpio コマンドを組み合わせる
ことでも可能です。覚えておくと、いつか役に立つ日が来るかもしれません。

今回はパッチの適用された状態のソースを見るために、さらに
rpmbuild -bp ~/rpm/SPECS/man.spec を実行しました。
このコマンドを実行すると、~/rpm/BUILD/ に man-1.5o というディレクトリが
作成され、以下にパッチの適用された状態のソースファイルができあがります。
適当な作業ディレクトリに mv しておくと、何かと都合が良いと思います。

man に限らず他のパッケージでも同様に作業できますので、適時読み替えて
試してみてください。さらに詳しくは man rpmbuild と man rpm で :-)

> > /usr/X11R6/man/man7/X.7x.gz の x とは何かネタです。
> > 
> > まずは Linux Man Page Howto から。
> >  [ Original: 2002-09-07 ]
(snip)
> >  [ JF による日本語訳: 30 May 1996 ]
(snip)
> と書いて頂きましたが、JF による日本語訳の方は、 /usr/share/doc/JF/Man-Page.txt.gz 
> であることが分かりました。しかしながら英語のLinux Man Page Howto の方ははどこから
> 探し出されてきたのですか?

JF (http://www.linux.or.jp/JF/) にある Linux Man Page Howto の元文書は
The Linux Documentation Project (TLDP, http://tldp.org/) にあります。

今回の HOWTO の場合は http://tldp.org/HOWTO/Man-Page/ です。

以上、お役に立てれば幸いです。

# JF (http://www.linux.or.jp/JF/) や JM (http://www.linux.or.jp/JF/) では、
# 常時メンバーを募集中らしいですよ (と他人事のように広く宣伝)。

-- 
池田 克巳  <ikedak@xxxxxxxxxxxxxxxx>
           <http://www013.upp.so-net.ne.jp/ikeda/index.html>