長南です。 興味が出てきたので、自分でも vnc-server-4.0-0.0.beta4.11vl1 を 入れてみました。 まとはらさんのメールより [vine-users:072211] > > 以下が、~/.vnc/xstartup を元に戻した(標準)時。 > > unix/:7100,/home/mk/.fonts このパスは ~/.vnc/xstartup で指定なさったのですか。 当方では、xstartup に xset fp+ をまったく指定しなかったとき、 vncviewer 上で xset -q を実行すると、Font Path が次のように なりました。一行だと見づらいので、適当に行変えしています。 /usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/,/usr/X11R6/lib/X11/fonts/Speedo/, /usr/X11R6/lib/X11/fonts/Type1/,/usr/X11R6/lib/X11/fonts/75dpi/, /usr/X11R6/lib/X11/fonts/100dpi/ このパスはいったいどこで設定されているのでしょう。調べてみたところ、 どうやら /usr/bin/Xvnc 中に書き込まれているようです(ハードコーディング と言うんですか)。strings /usr/bin/Xvnc | less でお確かめください。 > 色々試したのですが、kinput2 でcanna を使う場合は~/.vnc/xstartup に > > xset fp+ /usr/X11R6/lib/X11/fonts/japanese > だけを追加することで文字化けせず使えるようになるようです。 /usr/X11R6/lib/X11/app-defaults/Kinput2 によると、12 ピクセルサイズの 等幅日本語フォントが必要だということのようです。 > このときのFontPath は以下のようになりました。 > > /usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/,/usr/X11R6/lib/X11/fonts/Speedo/, > > /usr/X11R6/lib/X11/fonts/Type1/,/usr/X11R6/lib/X11/fonts/75dpi/, > > /usr/X11R6/lib/X11/fonts/100dpi/,/usr/X11R6/lib/X11/fonts/japanese, > > /home/mk/.fonts このフォントパスだと、TrueType フォントが使えないのではないでしょうか。 もっとも、/home/mk/.fonts に TrueType フォントがあれば、話は別ですけれど。 と思って、xset +fp /usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType を xstartup に 書き込んでみたら、~/.vnc/hoge.hogenet:1.log にこんなエラーが出てしまい ました。vncviewer で Emacs が動きません。 FreeType: couldn't open face /usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType/eb=y: eo=m:bw=0.5:kochi-gothic-subst.ttf: 1 FreeType: couldn't open face /usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType/eb=y: eo=m:bw=0.5:kochi-gothic-subst.ttf: 1 FreeType: couldn't open face /usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType/eb=y: eo=m:bw=0.5:kochi-gothic-subst.ttf: 1 TrueType フォントを利用したかったら、xset +fp "unix/:7100" とやって おくべきなようです。xfs 経由でも TrueType フォントを処理していることが 前提ですけれど。もちろん、サーバ側で xfs が動いていて。 ついでに言うと、/etc/X11/fs/config の catalogue に /usr/X11R6/lib/X11/ fonts/japanese が指定してある場合、xstartup には xset +fp "unix/:7100" の一行だけ書き込めば十分な気がします。でも、このメールの最初に引用した 文章からすると、まとはらさんのところでは、それではうまく行かなかったん ですね。どうしてだろう。 # fp+ と +fp の違いは man xset で。 # どちらを使った方がよいのかは微妙ですけれど。 -- 長南洋一