馬場崎です。 最近はINTUOS2で四苦八苦していたので、FAVOでの詳細検証を怠っていました。 ……というわけで、これを機会にやってみました。何か糸口になれば幸いです。 ただ、このところINTOUS2のために設定をいじりつづけていたので無駄な パラメータがあるかもしれません。 ■まずは Xorg.conf から Section "ServerLayout" Identifier "Default Layout" Screen 0 "Screen0" 0 0 InputDevice "Keyboard0" "CoreKeyboard" InputDevice "Mouse0" "CorePointer" InputDevice "Cursor0" "SendCoreEvents" #おなじみの設定 InputDevice "Stylus0" "SendCoreEvents" #おなじみの設定 InputDevice "Eraser0" "SendCoreEvents" #おなじみの設定 EndSection Section "InputDevice" Identifier "Mouse0" Driver "mouse" Option "Protocol" "IMPS/2" Option "Device" "/dev/psaux" # 読み取りが衝突しないようにしてます # Option "Device" "/dev/input/mice" # コメントアウト Option "ZAxisMapping" "4 5" Option "Emulate3Buttons" "off" EndSection Section "InputDevice" Identifier "Stylus0" Driver "wacom" Option "Device" "/dev/input/wacom" # (上)これはリンクです。作り方は [vine-users:075881] 参照 # 本来の /dev/input/event2 や event3 でも問題ないはずです Option "Type" "stylus" Option "Mode" "absolute" Option "USB" "on" # 接続はUSB Option "DeviceName" "Stylus0" # man wacom 参照してとりあえず記入 # "Tilt" multiple devices at the same time Option "Tilt" "on" # man wacom 参照してとりあえず記入 # (下)感度 「10」。この値を大きく変更すると劇的な変化が起こります Option "Threshold" "10" # Intuos and Graphire # Option "AlwaysCore" "on" # 特に変化が無いのでコメントアウト Option "BaudRate" "38400" # ためしに通信速度を上げてみた(標準9600) EndSection # オプションのうち、"Threshold" や "BaudRate" 等は一回指定すれば # 有効になるようです。(/var/log/Xorg.0.log によれば) Section "InputDevice" Identifier "Eraser0" Driver "wacom" Option "Device" "/dev/input/wacom" Option "Type" "eraser" Option "Mode" "absolute" Option "USB" "on" Option "DeviceName" "Eraser0" # "Tilt" multiple devices at the same time Option "Tilt" "on" EndSection Section "InputDevice" Identifier "Cursor0" Driver "wacom" Option "Device" "/dev/input/wacom" Option "Type" "cursor" Option "Mode" "relative" Option "DeviceName" "Cursor0" Option "ZAxisMapping" "5 4" # (上)ホイールが逆転していたので数値を入れ換えた Option "Emulate3Buttons" "off" Option "USB" "on" Option "Speed" "5.0" Option "Tilt" "on" EndSection ■検証結果 私のFAVOはCTE-640(W)です。本来は妻のために用意したものでした。 さて。 デバイスを「画面」で追加し、白キャンバスでテストしました。 スタイラスとイレーサーはこちらでは問題無く使用できます。Gimp2.2上で タブ「デバイスの表示」をしてデバイスの認識状態も確認しましたが、 特に問題はありません。筆圧も機能しているようです。 ただし、カーソルは曲者でした。 デバイス切り替えは三つとも問題無く動作しますが、カーソルのみボタンが 無反応です。 ※これもキャンバス上でのみ。三つともダメなので右クリックメニューも ホイール動作も「キャンバス上では」きかない。 「キャンバス外」ではタブレット上のツールは単なるポインターとして動作する のでスタイラス、イレーサー、カーソルの三つは「コアポインター」同等として 動くようです。 『追加デバイス設定』で、カーソルの筆圧「3」を「無し」にしてみましたが 変化ありませんでした。……せめて変化があれば何か考えられるんですけれど。 もう一台、どこかに古いFAVO-ET-0405があったと思うので、掘り出したら そちらも試してみますね。 ■デバイス認識 Vine4.0になってからなのかどうかはっきりしませんが、使用中のタブレットの 抜き差しはダメなようです。 (Xを再起動してもダメで、抜き差しをしてしまったらリブートが必要) もっともVine3.2ごろそれが可能だったのかどうかはmurasakiの設定をいじった せいなのかも知れないので、もともと出来なかったことなのかもしれません。 よって、タブレットのテストは「抜き挿し無し」で行う必要があるでしょう。 ■ Xの再起動と検証の方法 > # Xの再起動ですが、マシンを再起動させないでXだけを > # 再起動する方法をご存知でしたら、教えて下さい。 私の方法は次のようなものです。 1) グラフィカルログイン(ランレベル5)で起動 2) ログイン画面で [Ctrl]+[Alt]+[F2] でコンソール画面 3) rootでログインし、/etc/X11/xorg.conf を編集する準備をする (例) jed /etc/X11/xorg.conf ……とか 4) [Ctrl]+[Alt]+[F7] でグラフィカル画面に復帰、任意のユーザーでログイン 5) ポインターの動作やGimpの具合を見て(アプリは終了)、 また [Ctrl]+[Alt]+[F2] に戻って /xorg.conf を変更、保存 6) 確認の後、[Ctrl]+[Alt]+[F7] でグラフィカルに戻って [Ctrl]+[Alt]+[Bs] でXを終了、Xの再起動になる 7) あとは [Ctrl]+[Alt] の [F2] と [F7] を行ったり来たりして具合を 見ています 別に xorg.conf の編集を X 上でやってもいいんですが、Xを終了(自動再起動) する度に、xorg.conf を開いて編集するのが面倒に思いまして、コンソールで 編集画面開きっぱなしにして、グラフィカルの方を何度でも再起動、という方法を とっています。 あるいは less /var/log/Xorg.0.log を見るのにも、なんとなくこっちの方が 楽に思える、というだけの話なんですが(苦笑) また、検証が目的なので「フェイルセーフな環境」である twm が簡単で良いです。 たぶん問題ないと思いますが、[Ctrl]+[Alt]+[Bs] が強制終了である事に変わりは ないですから、Gnome2ウィンドウマネージャーとかだとちょっと心配でして。 こんなところでよろしいでしょうか。 最近は「やはりGimpを疑うべきかな」という考えに傾きつつあります、さぁて? -- __/__/__/__/__/__/__/__/__/__/ ZON or MaruArt. >> Babasaki Seiichirou (Jap) E-Mail mindgear@xxxxxxxxxxxx Zaurus zon@xxxxxxxxxxxx __/__/__/__/__/__/__/__/__/__/