長南です。 問題の本筋については、すでに野宮さんが御指摘になっているので、 わたくしがここに書くのは、二義的な周辺情報です。ちょっとくどい ような気もしますけれど。 まず、前のメールで説明し忘れたことから。 わたくしのメールから [vine-users:077768] > > etcskel パッケージを apt-get で更新すると、/etc/skel 以下のファイルが > 新しくなりますが…… 「『/etc/skel 以下には .bash_profile、.emacs.el など、設定ファイルの 雛型があります。 そこにある設定ファイルは、新規にユーザーを作成した ときに(そのときにのみ)、そこからユーザのホームディレクトリにコピー されます。』etcskel パッケージを apt-get で更新すると、/etc/skel 以下のファイルが新しくなりますが、ホームディレクトリにあるドットファイル、 たとえば、~/.emacs.el などが自動的に更新されるわけではありません……」 と、前置きをつけて、読んでください。 <BTS:442> は御覧になりましたか。もしまだなら、Vine の公式ページから バグトラッキングセンターに飛んで、レポートID 442 を捜してください。 要するに、Vine 4.1 デフォルトの /etc/skel/.emacs.el には(だから ~/.emacs.el にも)atokx の記述はあっても、atokx2 用の記述が抜けて いたのです。それため、atokx2 が使えませんでした。それを修正したのが Errata http://vinelinux.org/errata/4x/20070529-2.html のパッケージ なのです。 宮脇さんのメールより [vine-users:077769] > > # cp /etc/skel/.emacs* ~/ Emacs の使用テストを root ユーザでなさっているのですか。 こういうテストは一般ユーザでやった方がよいと思います。 root ユーザのドットファイルは特別なのです。一般ユーザのドット ファイルは /etc/skel からコピーされます。つまり、etcskel パッケージに入っていたものです。ところが、root ユーザのドット ファイルは rootfiles パッケージに入っているのです。 もっとも、.emacs.el について言うと、rootfiles に入っているのは 古いものなので、/etc/skel からコピーし直すのが正解のようです。 でも、一般に、root ユーザのドットファイルは、一般ユーザのドット ファイルと同じとはかぎらないのです。 -- 長南洋一