馬場崎です。 いくらか「ケースに応じて」となりますので、その辺りは差し引いて読んで下さい。 以下に、いいかげん4.2にしようと思いつつ、まとまった時間が取れずにVine3.2の ままで運用している DHCPサーバの /etc/dhcpd.conf を(hege変換で)転載します。 /etc/dhcpd.conf (VineLinux-3.2) > ddns-update-style interim; > default-lease-time 21600; > shared-network hogehoge.lan.net { > option netbios-name-servers 192.168.100.254; > subnet 192.168.100.0 netmask 255.255.255.0 { > option netbios-name-servers 192.168.100.254; > option domain-name-servers 192.168.100.254; > option domain-name "hogehoge.lan.net"; > option broadcast-address 192.168.100.255; > option routers 192.168.100.254; > default-lease-time 21600; > range 192.168.100.31 192.168.100.200; > } > } この運用では、 * ネットワークは 192.168.100.* に限る ** よってブロードキャストは 192.168.100.255 とする。 ** それ以外のローカルアドレスの所有者 (初期値が 192.168.0.100 のプリント サーバーなども) にはネットワークを参照させたくない。 ** DHCP によるIP取得に失敗し、初期プライベートアドレス (169.254.0.*)に なったモノは、少なくともローカルエリアから出られない。 (ルーターの外に行けない、インターネット類を利用させない) * このローカルエリアにはネームキャッシュを中継するネームサーバーがある ** またローカルエリア内の主要なサーバーの位置をネームサーバーが教えてくれる * ルーターがあり、パケットフィルタを行っている。エリア外へ出るためには 必ずルーターを経由する事を強制している。 * プロキシサーバが動作していおり、上位プロキシへ渡す事になっているが、一部サービスの ためにプロキシを経由しないルートを示すための proxy.pac を配信している こんな感じです。 それで本題の、 > DHCPサーバーの設定ファイルdhcpd.confでoption指定するブロードキャストアド > レスはどんなとき,誰が使うのでしょう。 > ブロードキャストアドレスのoption指定をしなくても良いのでしょうか。 DHCPサーバ側のブロードキャストについては、IPを配布して管理する範囲と関係が ありますので必要(必須)だと僕は習いました。 また、 > dhcpクライアントがIPアドレスの設定要求等に使うブロードキャストアドレスは > 「255.255.255.255」だといろんな資料に出てきます。 クライアントは、DHCPサーバの位置を知りませんから、全部(255.255.255.255)に むけて「おーい」と呼びかけますので、これが無難な設定です。 一度アドレスを取得した経験がある場合、二度目からは無駄を避けた通信でアドレスを 割り振ってもらえます(IPアドレスの有効期限、上の例では 21600秒 = 6時間 ) 例えば取得に失敗してプライベートアドレス(例: 169.254.0.136)に設定された後、 もう一度取得の為に呼びかけるには「255.255.255.255」でないとうまく行きません。 (でないとダメって事は無いでしょうが、どうなんでしょ) 仮りに、「部署内ネットワークは 192.168.100.* だから」という所だけに注目して クライアントのブロードキャストを「192.168.100.255」と設定したら、それは ちょっと固すぎる管理になるんでは無いかと思います。 そういうところで、サーバーとクライアントではブロードキャストの目的が異なります ので、ケースに応じてですが、dhcpサーバーには必要な値だと思います。 (例えば dhcpサーバが2台も3台も動いているケースでは必須では無いかなぁとか) -- __/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/ ZON or MaruArt. >> Babasaki Seiichirou (Jap) E-Mail mindgear@xxxxxxxxxxxx Nokia N800 zon@xxxxxxxxxxxx __/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/