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[vine-users:080075] Re: Kernel Module ASI X他について

  • From: 長南洋一 <cyoichi@xxxxxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:080075] Re: Kernel Module ASI X他について
  • Date: Mon, 22 Feb 2010 18:07:41 +0900 (JST)
長南です。

岩井さん、ご回答ありがとうございます。

岩井さんのメールより [vine-users:080074]
>
> http://bts.vinelinux.org/VineLinux/818
>
> にはコメントがきていますね。
>  - 比較的新しい無線ネットワークアダプタを使うときに必要
>  - 5.1ではDVDからも自動インストールされなくなった
>  - 副作用で、5.1では一部のネットワークアダプタが認識されなくなる
> ということのようです。

だんだんわかって来ました。この kernel-module-compat-wireless-
version_number というのは、version_number のカーネルの付属
モジュールにまだ取り込まれていない無線ネットワークアダプタ用の、
新しい (あるいは、すでに存在するものの新版の) ドライバを集めた
パッケージなのですね。

特別なことを何もしないでも、インストールしたらすぐに無線
ネットワークアダプタが使えるようにしたい。できるだけ多くの
デバイスでそれが実現できるように、Vine 5.0 ではこのパッケージを
デフォルトで入るようにした。そうしたら、かえって動かないものが
出てきてしまった。そこで、Vine 5.1 では、このパッケージを
デフォルトでは入れず、デバイスが使えなかったときに、ユーザに
入れてもらうようにする。そういったところでしょうか。

ユーザの便宜を考えてパッケージを用意なさった方にとっては
残念な結果でしょうが、妥当な判断だと思います。「使えないとき、
デフォルトのパッケージをはずす」よりも「使えないとき、特別な
パッケージを入れる」方が自然な気がしますから。
それに、Vine 5.1 のカーネルモジュールにはすでに新しいドライバが
採用されているかもしれませんし。

「無線ネットワークアダプタが使えないときは、新しいドライバが
入っているかもしれないので、kernel-module-compat-wireless
パッケージをインストールしてみてください」といった注意書きを、
どこか目につくところに書いておいた方がよいのかもしれません。
リーリースノートはどうでしょう。もっとも、リリースノートと
いうのは、ユーザにあまり読んでもらえないものですけれど。

-- 
長南洋一