シノバーです 著作権とオープンソースというのは関係が深いと思うので… On Sat, 3 Aug 2002 19:11:26 +0900 Yamada Hiroaki <yamachan@xxxxxxxxxxxx> wrote: > > 適切な「引用」ならば著作権法上許されています。全体の論述 > > にたいして従であること、引用部分を明確に区分すること、出典 > > を示すこと、の三点を満たしていれば、適切な引用として、著作 > > 権者に断りなく引用できます。 On Sun, 4 Aug 2002 01:36:50 +0900 Masaharu "DENSUKE" NAGATA <densuke@xxxxxxxxxxxxx> wrote: > これは単なる著作を守るという意味においてはそうかもしれません。 > しかし、事はそう簡単では有りません。 > 第一に私がIEEE規格書を読めるのは「それ相応の対価を支払っているから」です。 > IEEE規格書は無料ではなく、有料の物なんですね。 > ですから、読むためにはその対価を支払う必要があります。 原典が有料であることは引用を禁止する理由にはなりません。 辞書も一般に有料で販売されていますが 「○○辞書によれば…」などという引用は慣行上許されています。 著作権法もその慣行を尊重してこれを認めています。 こういった判断のとき拠り所にするのは (1)著作権法 (2)原典の販売時などに契約する特別な取り決め (3)慣行、常識 といったものになります。 著作権法に関してはYamadaさんが指摘するとおりです。 件の書物に(2)の特別な取り決めがあるのかどうか知りませんが、無ければ (3)の慣行、常識によって'でん'さんは判断されたものと思います。 ですから「IEEE規格書はその一部を読むにも対価を支払わねばならない」 というのは少なくとも'でん'さんにとって常識なのでしょう。 あるいは業界の慣行なのかもしれません。 それが業界の慣行だとしたら、その業界は例に挙げた辞書などとはかなりズレています。 たしかにそういう業界はいくつかあります。私にとっては非常に異和感のあるものです。 -- Masaki Shinomiya <shino@xxxxxx> http://shino.pos.to/linux/