おおさとです。 > From: geddylee <geddylee@xxxxxxxxxxxxx> > Subject: [vine-users:059476] Re: 日本語入力ができません > Date: Tue, 8 Apr 2003 11:33:47 +0900 > > OS:Vine Linux2.6r1 > > 「かな漢字変換サーバと通信できません」とのエラーを出してきます。 > > じゃぁそれが原因じゃないっすか? > はい、問題解決。 それで問題解決として正しい対処ができるぐらいなら質問してこない でしょうし、 > うちも2.6r1(FTP)入れてるけど普通に入れたらそれだけで日本語入力できましたよ。 > インストールで失敗してるんじゃないですか?入れ直してみたらどーですか。 再インストールは解決策ではありませんし、正しいアドバイスでもない でしょう。 以下、長南さんが丁寧なフォローをしてくださったので、充分なので すが、すこし理解の助けになればと思って書きます。 canna などの日本語変換システムは「かな漢字変換サーバ」と呼ばれ ます。サーバとしてクライアントからの要求を待ち受ける動作をする からです。 このサーバを使うには当然、対応するクライアントが必要です。 Emacs などは、emacs 自身にクライアントが組み込まれています。 また、端末とかな漢字変換サーバの間に入って日本語入力を制御する いわゆる FEP (フロントエンドプロセッサ) というものがあります。 uum や cauum、X 上では kinput2 などが使われます。 もし、nmap が使える環境なら、 $ nmap localhost .... 5680/tcp open canna .... と、tcp port 5680 で cannaserver が listen しているしているのが 分かるでしょう。 つぎに、X 上の kterm から、 $ netstat -np --tcp tcp 0 0 127.0.0.1:35747 127.0.0.1:5680 ESTABLISHED 24208/kinput2 kinput2 が localhost:35747(この port は一定ではない) で待ち受け、 localhost:5680 (cannaserver)への仲立ちをしているのがわかるでしょ う。 さらに、emacs を立ち上げると tcp 0 0 127.0.0.1:40340 127.0.0.1:5680 ESTABLISHED 24468/emacs emacs も localhost:5680 との通信を始めたのがわかります。 > > 「かな漢字変換サーバと通信できません」とのエラーを出してきます。 これは、この部分の 5680/tcp ポートの通信に失敗している、という 意味です。 > サービスが起動時に立ち上がっていない、入っていないとか。 なので、多くの場合、cannaserver が立ち上がっていないのが表面的な 原因なのですが、なぜ立ち上がらないか?となると、ネットワークの問 題になってくることが多いのです。 で、長南さんのアドバイスをよく読むと解決するでしょう。 -- 4月8日17時29分更新のYAHOO!Weatherによると -- 東京23区の本日の花粉は少ないです。明日の花粉は多いです。 kazz@xxxxxxxxxxxxxx / 大里和朗