鈴木です。 On Tue, 12 Aug 2003 06:01:30 +0900 "IWAI, Masaharu" <iwai@xxxxxxx> wrote: > > 3.のソースからmakeする方法は、あまり推奨できません。rpmの管理から外れてしまうことだけでなく、持って来たkernelのソースには大抵の > > 場合Vineで使う上で必須のパッチ(修正)ファイルもあてられていませんし、第一再構築時の設定を引き継がせるのは素人には至難の技です。私はやって > > みてものの見事に失敗しました。 > > > > Vineはとても多機能な設定になっているようで、ほとんど英語版のままのようなディストリビューションでもないかぎりkernelのソースを持って来 > > ての1からのmakeは不可能な様に思えます。 > > 最近、Seed で Seed の kernel しか使ってない上にどんな patch があたっているかも > あまり見てないのですが、このあたりの記述にちょっと疑問があります。 > > 1, Vineで使う上で*必須*のパッチは存在するのか? > 2, (技術的に)kernel のソースを持って来ての1からのmakeは不可能なのか? > > 特に 2 は有り得ない気がするのですが。patch が必要ならそれをもってくれば > いいだけなのですから。;p 1. あったら便利なパッチはいろいろはいっていますが、ないと動かないパッチは ドライバまわり以外にはないですね。すくなくとも i386 では。 他のアーキテクチャではないとまともに動かないパッチは多々ありますが。。 2. original の source を持ってきて make することは問題ないです。ただし、 (とくにpreやrcなどでは)そのままでは make できないモジュールがあったり しますので、Vine の config を使うと build が途中でとまることもあります。 自分で source から build するときは自分に必要なドライバだけをつくるよう にするべきでしょう。(kernel.org のソースがすべてのモジュールで完全に 動作する/buildできるとおもったら大間違いです:-) 私はすべての自分に必要な変更は rpm にいれるようにしていますが、簡単な パッチレベルのもので他に影響のないものなら apply します。なんとなく動かない ので直してほしいという要望の場合は自分の環境でで再現できればまだしも、 そうでない場合はなかなかむずかしいです。 2.6 の updates については、基本的にはセキュリティホールまたは重要なアップデート が優先なので、確認できないものやドライバ追加/アップデートはあとまわしになります。 -- Daisuke SUZUKI <daisuke@xxxxxxxxxxx> President, Project Vine. http://vinelinux.org/ President, Vine Caves, Ltd. http://vinecaves.com/ Vice President, Japan Linux Association. http://jla.linux.or.jp/