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[vine-users:062059] Re: ウムラウト入力について

  • From: 長南洋一 <cyoichi@xxxxxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:062059] Re: ウムラウト入力について
  • Date: Mon, 01 Sep 2003 11:05:22 +0900 (JST)
長南です。

堀内さんのメールより [vine-users:062042]
> 
> 長南さん(なんと読むのでしょう?)

秘密です(^^) わからない方が、おもしろいでしょう(実は、複数の読み方が
あるのです。「みなもと」と「げんじ」みたいなもの)。

> おかげさまで、fontpathとはどんなものか、さわりを理解しましたが、
> もし、よろしければ、75dpi:unscaledなどの、unscaledの意味を教えて下さい。

私もフォントのことはよく知りませんが、こうした場合の scale は「拡大・
縮小する」ということでしょう。/usr/X11R6/lib/X11/doc/README.fonts の
「2.4  Setting the server's font path」が参考になるかもしれません。
かえって、混乱するかもしれませんが。

> つまり、アプリケーションによっては、日本語を使うときとフィンランド語を
> 使うときに毎回、LANGを変えなくてはならないということでしょうか?

アプリケーションのリソースファイルをいじることで何とかなるのかも
しれませんが、私は具体的な方法を知らないのです。LANG を切り替える
方は、試してみて、一応有効でしたから。

「[vine-users:060126] 英語でインストールした Vine2.6R1」に始まる
スレッドに、中瀬さんという方が、英語環境で日本語を使う便利な方法を
(LANG を切り替えるやり方です)書いていらっしゃいます([vine-users:060153])。
参考になると思いますので、http://search.luky.org/ で過去ログを調べて
みてください。

なお、それには、/etc/X11/xinit/xinitrc.d/setime 中の ja*) を ja*|en_US)
にするように書いてありますが、en_US の部分は、当然フィンランドの LANG に
なるわけです。fi_FI.ISO-8859-1 ですか。fi_FI* でもたぶん大丈夫でしょう。

ただ、LANG を切り替えるやり方の問題点は、日本語とフィンランド語を
混ぜるのが難しいということです。

ここで、前のメールに話を戻します――

> > > わたくしがおもに使っているソフト:Mozilla,OOorgではウムラウトが
> > > 表示されるのですが、

実を言うと、この OOorg や,、後にでてくる Writer というのがわかり
ませんでした。Open Office のことなのですね。LANG が ja_JP.eucJP の
ままで、ウムラウト文字が入力できたのだとすると、 [vine-users:062008]
[vine-users:062009] あたりの谷村さんやシノバーさんの話からして、
Open Office も内部コードにユニコードを使っているのでしょう。
そういうアプリケーションが増えてくると、楽になりますね。

ところで、Writer で文章を書いて保存したとき、独自形式ではなく、テキスト
として保存したのでしょうか。そうしたら、文字が化けてしまったのですか。
手元にある Open Office は Ver.1.0 ですが、すこし試してみました。
テキストとして保存しても、フィンランド語だけの文書なら「エンコード
されたテキスト」、「文字列」に ISO-8859-1(ISO-8859-15 かも)を選ぶ。
日本語とフィンランド語が混じっているのなら、「文字列」にユニコードの
どれかを選ぶ。そして、ファイルを開くときにも、「エンコードされたテキスト」
にし、さらに同じ「文字列」と適当な「既定フォント」「言語」を選んで
オープン。化け気味の文字があったら、その部分に適当なフォントを選択して
やる。そうすれば、日本語もフィンランド語もちゃんと表示されるのではないで
しょうか。

主としてテキストファイルを対象になさるのなら、Emacs を使うことも
お考えになった方がよいとおもいます。Emacs なら、多国語をいくらでも
混ぜることができますから(そうらしい)。ただ、ユニコードを使うのなら、
Mule-UCS というパッケージを入れる必要があります。確か、VinePlus の
noarch にありました。

-- 
長南洋一
cyoichi@xxxxxxxxxxxxxxx