はじめまして、牧本と申します。 > HDDの暗号化運用に成功してある人があったら、私も是非その話を聞きたいです。 ここ2ヵ月ほど EncFS を試しています。 本題からそれますが、以下何かのご参考になれば。 ---- ■動作状況 ・今のところ、大きな問題なく動いているようです。細かい挙動などは後述。 ・普段の手間としては、毎朝ログイン時のパスワード入力が通常より1回増える程度です。 ■テスト環境 ・ノートPC(Let's Note R1) ・Vine 2.6 ・encfs-1.1.9-1, fuse-1.4-6, rlog-1.3.4-1 ・~/ の数個のサブディレクトリを暗号化して試しています。 ・暗号化ディレクトリの現状の規模は、サイズ 500MB 程度、ファイル数 6500個程度。 毎日使っていますが、それほど負荷はかけていません(mozilla, vmware 程度)。 ■使用方法 ・導入 encfs, fuse, rlog の (s)rpm を インストール。 # 白鳥さんも挙げられたページからたどって get。 # fuse は kernel バージョンに依存するので、srpm の再構築が必要。 ・一番簡単な実行方法 % encfs ~/encrypted_data_dir ~/mount_point # (初期設定 &)マウント % ... # ~/mount_point 以下を読み書き % fusermount -u ~/mount_point # アンマウント ・普段使い用の設定として私がやっていること # パスワードの扱いや ~/ 全体の暗号化など、いいやり方あればご教授ください 暗号化して使うサブディレクトリをあらかじめ ~/mount_point/ に集めておき、 % encfs ~/encrypted_data_dir ~/mount_point % mv a b c ~/mount_point/ % ln -s ~/mount_point/{a,b,c} ./ 起動(終了)スクリプト類から必要に応じ ~/mount_point を(アン)マウント。 ■挙動その他 ・~/encrypted_data_dir を移動・~/mount_point を変更しても問題なく読み書き できています。ファイルシステムを超えた移動なども OK です。 ・symbolic link は、~/mount_point/ の内外を問わず使えます。 ・fuse のバージョンを変えると読み書きできないようです。 # encfs のバージョン変更もダメだった気がしますが、、忘れました。 ・fuse が kernel 依存のため、kernel の更新は少しやりにくくなります。 ・~/mount_point/ 以下には、自分以外は(rootも)アクセスできません。 ・~/encrypted_data_dir/ 以下へのアクセスはパーミッションどおりです。 ・ログアウトしても、指定しない限りアンマウントされません。 ・マウント1回ごとに、パスワードが必要 & encfs プロセスが3個常駐するようです。 ・emacs では ~/mount_point/ 以下の read only ファイルに書き込めてしまいます。 # emacs 側の問題かもしれませんが、今のところこれが唯一の挙動不審点。 # .emacs の応急処置で回避中。vi では問題なし。 ----