長南です。
矢野さんのメールより [vine-users:072138]
>
> 当該記事の /etc/profile.rpmnew はありませんでした。
> (もしかしたら2.6からのアップグレードではなかったかもしれません。
> 2.6を使っていた時期はあるのですが、新規に3をインストールしたのだったかも)
あるいは、2.6 --> 3.1 だけれど、何らかの理由で profile.rpmnew が
できなかったか、消してしまったか。
2.6 と 3.1 の /etc/profile の大きな違いは、3.1 の方には末尾近くに
次の部分があることです。
for i in /etc/profile.d/*.sh ; do
if [ -r $i ]; then
. $i
fi
done
2.6 の profile では、この部分がコメントアウトされ、 /etc/bashrc の方で
有効になっていました。確認してみてください。
ついでに、/etc/profile.d に ime.sh や lang.sh が存在することも。
なお、/etc/profile が 2.6 のままだったら、3.1 の CD をマウントし、
適当なディレクトリで(たとえば、~/tmp)、次のようにすれば、その
ディレクトリの下に etc/profile を抜き出すことができます。
rpm2cpio /mnt/cdrom/Vine/RPMS/setup-2.5.7-2vl3.noarch.rpm | cpio -id ./etc/profile
# ./etc/profile を指定しなければ、setup パッケージのすべてのファイルを
# 展開できます。それから、こうして抜き出したファイルを利用するときは、
# ファイルの内容を確認するのはもちろん、user、group やパーミッションにも
# 気をつけてください。
関係がありそうなパッケージの当方でのバージョンを書いておきます。
インストール後にバージョンアップしているものもあるかもしれません。
setup-2.5.7-2vl3 (/etc/profile が入っている)
bash-2.05b-0vl2 (/etc/bashrc)
initscripts-6.51-1vl26 (/etc/profile.d/{ime,lang}.sh)
xinitrc-3.40-0vl1
vutils-1.22.4-0vl1
etcskel-3.0-0vl3
rpm-4.0.5-1vl8
apt-0.5.15.cnc.6-0vl7
インストール後、パッケージに含まれるファイルに変更があったかどうかは、
「rpm -V パッケージ」で検査することができます。出力の意味については
man rpm で調べてください。ただし、設定ファイルなど、変更があって当然な
ものもあります。また、インストールに失敗している場合、rpm -V がどの程度
信用できるのかはわかりません。でも、やってみる価値はあると思います。
> なかなか難しいですね…。
難しいですね。もうすこし問題を絞り込んでみましょうか。
Gnome ではなく、WindowMaker など、ほかの Window Manager を使ってみたら、
どうなりますか。ほかの Window Manager なら OK の場合は、Gnome 関係の
問題だということになるでしょう。
グラフィックログインではなく、テキストログインにしたらどうでしょう
(あるいは、その逆)。テキストログインで問題が出なかったら、グラフィック
ログイン関係のプログラムやスクリプトがあやしいということになりますから。
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長南洋一