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[vine-users:072987] Re: Lilo - Timestamp mismatch

 田添 一哉と申します。

 【 高瀬 昭治/TAKASE Shoji 】さんが 
 【 Wed, 28 Sep 2005 11:37:44 +0900 (JST) 】に書かれた
 【 [vine-users:072981] Re: Lilo - Timestamp mismatch 】のメールに対す
る返信です。

> 
> partitionは:
> 
> /dev/hda
>      /hda1        24999M             vfat (WinXP)
>      /hda2        40005M             vfat (WinXp)
>      /hda3           47M             ext3  /boot
>      /hda5        10001M             ext3  /
>      /hda6         3106M             ext3  /home
> /dev/hdb 以下は /hdaと同じです。
> 
> 1. まず、各サイトの情報によって、GRUB-FDを作り、bootを試みましたが、
> grub> の途中で必要なファイルを発見できずstopしました。

 具体的に、どのようになってあるいはならなくて駄目なのでしょうか?必要な
ファイルが見つからない、ということですが、具体的にはどのようなコマンドあ
るいは操作をして、どのような結果となったのでしょうか?

 あなたの目の前で起きている出来事は、あなたにしか見えません。ML の購読
者は、あなたの書いた情報がすべてであり、そこに明記されていないものは、知
る由もありません。

 使ったこともないツールを使うことの怖さは理解できますが、メッセージを意
訳されてしまうと、何をさしているのか、かえってわかりにくくなってしまいま
す。

 grub の操作には、次の三点ができれば、すべてです。

 (1) /boot パーティションのマウント
 (2) kernel (必要な場合は initrd も)の Load
 (3) boot コマンドの入力

 (1) については、/dev/hda3 に /boot があるということなので、次のように
することで、/boot をマウントすることができます。

      grub>root (hd0,2)

 kernel のファイル名は、バージョンによって異なりますが、とりあえずは、
以下の方法で Load できるはずです。

            grub>kernel /vmllinuz root=/dev/hda5 

 ここまでできれば、後は boot コマンドを実行することで、起動させられま
す。

           grub>boot

 起動さえしてしまえば、LILO を再設定することや grub をインストールする
ことができますので、お好みの方法をとって、BootLoader を復旧すればよいと
思います。

> 2. 念のため、Wins 側から hda3 を覗きましたら、hdb3のファイルがすべて
> 入っておらず、installに失敗していることを発見しました。

 基本的に、Windows から Linux のファイルシステムを読むためには、何らか
のツールが必要となりますので、一般的な方法では中身を確認することはできな
いように思いますが、どのように確認されましたでしょうか?

 CD-ROM から起動する KNOPPIX を使って、各パーティションの中身を確認す
る、という方法も可能です。また、先ほど書いた grub を使って、パーティショ
ンの中身を確認することもできます。起動時に、ファイルが見つからない、とい
うような時は、Tab キーによるファイル名補完により、ファイルリストを表示さ
せ、ファイルを探すという使い方ができます。

> 4. packageのinstallのほぼ最後のところで、anacondaのバグで「例外の事
> 故」がおこりました、と表示され、dataを送るよう指示されました。「保存」
>    を押すべきところを、"emacs --debug -init" のつもりで、「デバッグ」
>    を押し、大事なdataを保存できないまま、中断しました。これが残念でな
>    りません。

 実際のインストール作業が始まる前ではないでしょうか?
 もしかすると、起動ディスクの作成をしない&テキストモードでインストール
する、という選択肢をとると、インストールが完了するかもしれません。具体的
な事例は忘れてしまいましたが、過去に、グラフィカルでインストールが完了し
ない(ファイルコピーを行う前で落ちる)という状況となり、テキストモードで
インストールを行ったところ、うまく行ったことがあります。

> 以上ですが、今回の失敗で、GRUBの存在を知りました。install時に、kernel
> をbootできるboot-FD作成の段階があれば、助かると思いました。

 最近の PC は、USB FDD だったり、FDD そのものがなかったりするので、頭の
痛いところかもしれません。私自身、最近は特に起動ディスクの作成を行う機会
がまったくないですね。

> LILoの代りにGRUBを使用しようとする場合には、install時にどう対応すれば
> いいのでしょうか。普通のinstallでは、GRUBはinstallされないようですの
> で、対処しようがないように見えますが。

 Vine Linux では、インストール時の BootLoader として LILO が採用されて
います。インストール時点で、grub を導入する方法は、私自身わかりません
が、インストール後に grub を導入することは可能です。

 インストール完了後、Vine Linux を起動させ、grub を apt にて入手しま
す。

     # apt-get install grub

 インストールされた grub を、MBR またはブートパーティションの先頭セクタ
のいずれかに導入します。

     # grub-install /dev/hda   ---------- MBR への導入
     # grub-install /dev/hda3  ---------- ブートパーティションの先頭へ
                      の導入

 なお、ブートパーティションの先頭に grub を導入した場合、ブートパーティ
ションを Active にする必要があります。導入が若干面倒ではありますが、MBR
を変更せずに済むため、Dual boot している別 OS からの影響を受けずに済む、
という利点があります。

 導入は MBR の方が手数は少ないですが、Dual Boot 構成を取っている場合、
相手の OS の再導入などで MBR を書き換えられてしまうと、その後の対応が
やっかいになってしまうので、ブートパーティションの先頭セクタへの導入をお
勧めします。

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   田添 一哉 (Tazoe Kazuya)     URL http://www.thinkpad-lover.org/ 
      PC:ThinkPad T41改  OS:TurboLinux 10F  mailer:Sylpheed 2.0.0