福原です. Tazoe Kazuya wrote: > initrd を作成しておけば、SCSI と同様なブートが可能になるのでしょう > か?kernel は BIOS 配下に存在していれば読み込めると思いますが、モジュー > ル類も BIOS 配下に存在していないと、USB デバイスのドライバが読み込みされ > ず、USB HDD 上にあるパーティションが読めないように感じられるのですが、 > initrd を作成しておけば、対応できるものなのでしょうか? USB HDD にアクセスするために必要なモジュールが initrd に含まれていれば, 対応できます. mkinitrd で作成される initrd は gzip で圧縮されているので,次のようにすれば 内容を見ることが出来ます. ( /boot 以外のディレクトリで ) zcat /boot/initrd-2.4.31-0vl1.8.img > initrd.img mount -o loop initrd.img /mnt USB-HDD 対応の initrd を上記方法で見てみると,/mnt/linuxrc に次の部分があります. echo "Loading usb-uhci.o module" insmod /lib/usb-uhci.o echo "Loading ehci-hcd.o module" insmod /lib/ehci-hcd.o echo "Loading scsi_mod.o module" insmod /lib/scsi_mod.o echo "Loading sd_mod.o module" insmod /lib/sd_mod.o echo "Loading usb-storage.o module" insmod /lib/usb-storage.o こういう形でモジュールがロードされるようになっているので,SCSI と同様に kernel 本体 (vmlinuz) だけでは USB-HDD にアクセスできなくても,モジュールの ロード後は USB-HDD にアクセスできるようになります.その後で本来の / を /sysroot に mount して pivot_root します. -- 福原 <makoto@xxxxxxxxxxxxxxxxxx>