長南です。 問題解決の役に立つかどうかわかりませんが、気になるところから。 宮脇さんのメールより [vine-users:077178] > > [root@giga root]# ps ax | grep ccpd > 3822 pts/0 S+ 0:00 grep ccpd これは grep ccpd を実行しているというだけで、ccpd は動いていませんね。 栗山さんのメール [vine-users:070479] で言うと、以下の部分。 > > 4.ccpd(CAPTのデーモン)を自動起動にする > > > > /etc/rc.d/init.dに起動スクリプトがありますのでそれぞれの > > ランレベルのディレクトリにコピーします。 > > 例) > > # cd /etc/rc5.d > > # ln -s ../init.d/ccpd S99ccpd > > > > gnomeメニューの「サービスの設定」でも自動起動できます。 > > chkconfigには対応していないようです。 > 2) その過程で、#/sbin/service ccpd start とした時、canon LBP1210ではなく > canon iP4100の方に電源が入りました。(canon iP4100は印刷する時、PCからの > 信号で電源が入るような仕組みになっています)ーこれはおかしな現象です。 ccpd は cups が処理した印刷データを /var/ccpd/fifo0 で受け取って、 /dev/usb/lp0 に送るデーモンでしょう(ほかのこともしているのかもしれ ませんが)。デーモン起動時にどんなプリンタがつながっているか調べに いっても、不思議はないと思います。デーモンから調べにいけば、iP4100 が 反応しても(誤反応でしょうが)、これもまた不思議はないのでは。 ところで、LBP1210 と iP4100 は、それぞれ何というデバイスファイル として認識されていますか。/dev/usb/lp0 と /dev/usb/lp1 ですか。 dmesg の出力か、/var/log/messages を調べれば、わかるんじゃないかしら。 それから、一度 iP4100 をはずして、LBP1210 の設定をしてみると よいと思います。そうすれば確実に LBP1210 の方が /dev/usb/lp0 に なるでしょうから。 > cups印刷マネージャで見ると、canon LBP1210プロパティの「検出されたプリン > タ」の中に、caon iP4100があるのです!これは、homeディレクトリを残したか > らでしょうか、どうもよくわかりません。 単純に、つながっていることを検出したからじゃないんですか。 > > 3) /etc/ccpd.conf はどうなっていますか。 > 以下のようになっています。 > ---- (内容の記述は省略) ---- これは LBP1210 が /dev/usb/lp0 に割り当てられているならば、 問題なさそうです。 > > 4) cndrvcups-capt のバージョンはいくつなんですか。 > cndrvcups-capt-1.30-1 > cndrvcups-common-1.30-1 です。 確か、前には印刷できていたんですよね。そのときのバージョンと同じ ですか。古いバージョンでは印刷できても、新しいバージョンではダメ、 なんてことも、ないとは言えません。あるいは、その逆も。 <BTS:329> のような話もあります。 > 3)LogLevel infoをLogLevel debugに変えた後の/var/log/cups/error_logは、 > 以下のようになっています。(少々長いですが、引用します) 先頭に E (エラー)が付いている行を中心に、その前後をずうっと見ていくと、 たとえば、こんなところがあります。 > I [03/Jul/2007:02:55:56 +0900] Setting LBP1210 device-uri to > "hal:///org/freedesktop/Hal/devices/usb_device_4a9_2617_0139RNOd_if0 > _printer_noserial" > E [03/Jul/2007:03:10:37 +0900] add_printer: bad device-uri attribute > 'hal:///org/freedesktop/Hal/devices/usb_device_4a9_1093_1118A3_if0 > _printer_noserial'! 「CUPS 印刷マネージャ」であれこれなさっているうちに、設定がかなり 変なことになってしまったんじゃないでしょうか。 # Gnome の「CUPS 印刷マネージャ」よりも、http:localhost:631 を # 使った方が、まだ間違いがないのではないかと思います。自分の好みの # 押しつけかもしれませんけれど。もしかすると、どちらにしろ、 # GUI ツールで設定を変えると、まずいのかもしれませんね。 最後に「接続ポート」の話をします。「CUPS 印刷マネージャ」の「接続」 タブの「プリンタのポート」の表示では、/etc/cups/printers.conf の DeviceURI parallel:/dev/lp0 は「Parallel Port #1」になっていました。 DeviceURI usb:/dev/usb/lp0 なら「USB Port #1」という表示。つまり、 「Parallel Port #1」などは DeviceURI の別名ですね。ですから、 DeviceURI ccp:/var/ccpd/fifo0 は「Canon Printer Daemon Port#1」に なるのだと思います。 iP4100 について言うと、DeviceURI は canon_usb:/dev/usb/lpN (N は 数字)のようですが、別名は何になるんでしょう。正しい表示では。 -- 長南洋一