長南です。 Emacs で anthy が使えるようになってよかったですね。エディターで 日本語が使えなければ、話になりませんから。 以下は後始末みたいなものです。 MiD[K]NiGHT さんのメールより [vine-users:077700] > > > それから、ちょっと乱暴な提案をします。~/.emacs.el にある例の行を > > > > ; (add-hook 'anthy-load-hook '(lambda () (load "egg-anthy"))) > > > > というふうに、行頭にセミコロンを付けて、コメントアウトしたら、 > > どうなりますか。一応、当方ではこれでも問題なく日本語変換が > > できます。 > > このアドバイスを実践したところ、 > なんと漢字入力ができるようになりました!! > ありがとうございます! > でもなんでだろう?? わたしのところでは Vine と debian が動いています。そこで両者の egg/anthy.el を比較してみました(Vine では /usr/share/emacs/ site-lisp/tamago/egg/anthy.el)。debian etch では最後から数行の ところに次のような記述があります。 (run-hooks 'anthy-load-hook) Vine 4.1 ではこうなっています。 (run-hooks 'anthy-egg-load-hook) おそらく、MiD[K]NiGHT さんのところでは、そこが debian の anthy.el と 同じようになっているのではないでしょうか。そのため、~/.emacs.el の (add-hook 'anthy-load-hook '(lambda () (load "egg-anthy"))) が生きてしまい、C-\ や C-o で egg-anthy のロードが試みられて、 エラーになっていた。問題の行をコメントアウトすることで解決する のなら、それでよいと思います。しかし、anthy.el の内容が変わって いたというのは(もしそうならばですが)、ちょっと気持ちが悪い。 Canna を使っていたとき、「egg japanese backend : process CANNA was killed」とエラーが出たそうですし。 以下のコマンドを実行してみてください(オプションと出力の意味は jman rpm で調べること)。 rpm -V tamago これで変更されているはずのないファイル(たとえば、拡張子が el である ようなもの)が変更されているなら、tamago を再インストールなさった方が よいと思います。もちろん、意識して変更したなら、話は別ですけれど。 > ~/.xinit、~/.xsession、~/.Xclients といった X の起動ファイルを > 御自分で作っていらっしゃいませんか。 > > いえいじっておりません。 > ただ、fluxboxを起動するために、~/.xinitrcを作って > exec /usr/bin/fluxbox > としています。 わたしのタイプミスです。 ~/.xinit ではなく、~/.xinitrc ですね。 ~/.xinitrc を作ったということは、startx で X を起動なさって いるのですか。XMODIFIERS などの日本語変換関係の環境変数を ~/.xinitrc で指定していなかったとすると、最初に firefox などで 日本語入力ができなかったのは、たぶんそのせいです。 # とは言え、.xinitrc を使っているのなら、いったいどこで scim が # 起動されているんだろうといった、謎の部分がまだあるんですが。 Vine の場合、細かくカスタマイズしたいというのでないかぎり、自分で ~/.xinitrc や、~/.xsession、~/.Xclients を作る必要がありません。 テキストモードでのログインなら、setwm fluxbox でウィンドウ マネージャを選択して、startx すれば十分です。~/.xinitrc を リネームして、試してみてください。~/.bash_profile で XMODIFIERS などを指定する必要がなくなるはずです。 グラフィックモードのログイン(ディスプレーマネージャは GDM だとします) なら、もっと簡単です。ログイン画面の「セッション」で fluxbox を選ぶ だけです。 -- 長南洋一