馬場崎です。 私も本体(HDD以外)、HDD、OS、の状態が良く飲み込めていないので 的外しかもしれないと思いつつ、投稿します。 (ですので状況は読みかえるなりなんなりしてください) [想定] このHDDで起動させたい。本体はどうでもいい。 (条件) HDD単体で環境が全てそろっている (反条件) 2台のHDDでRAID等を構成している時は別の手段が必要 CD-ROMドライブを持ち、CD-ROM起動可能な、ハードウェアに信頼の置ける 本体を用意します。 (HDD内部のOSがVine4.1以降であるなら、ノート型でもOK) 内蔵可能なら、内蔵し、Vine4.1のインストールCDをセットします。 インストールモード選択画面で、通常は「 linux 」と打ち込む所を 「linux rescue 」と入力してレスキューモードに入ります。 ※ハードウェアの認識に不安がある場合は 「expert rescue」かなぁ 言語は日本語で大丈夫だと思います。 質問に答えて、可能ならネットワークも有効にしましょう。 最後にランレベル 1 相当のコンソールが開きます bash > # ……な感じで。 mount コマンドで、接続ドライブが /mnt/sysimage/ 以下にマウントされて いるか確認しましょう。割といろいろなコマンドが使えますが、この時は シェルが busybox なので、いくつかのコマンドは # busybox mount のように 使わなくてはならない事を知っていれば、戸惑わずに済むはずです。 # chroot /mnt/sysimage ……で、同じくランレベル 1 相当の環境でルートシステムが変更されます。 # su - で root になれます。 制限が多いですが、まずはランレベル 1 で出来るだけディスクの状態とか データの復旧を行いましょう。 mkinitrd コマンドでカーネルモジュールをpreloadしたramdiskイメージも 作れます。(もちろんgrubも使えます) 環境にもよりますが、# telinit 3 や 5 でランレベルを 3 や 5 にして、 サーバーを走らせたり X を動かすことも出来ます。ですが、かなり環境に 依存するので、成功するかどうかは半分無いくらいです。 ハードウェアが違うと特に。 ※僕はUSB-HDDやUSBフラッシュからシステムを起動させる関係で、 chroot コマンドの御世話になっています。(ramdiskイメージを作る必要があるせいです) USB接続部品を使って HDD を扱う事もできます。うまく認識できないときは usb-storage を指定すると良いかと思います。 インストールCDのインストールモード選択画面で「linux rescue usb-storage」 と入力してみてください。 もしも、/mnt/sysimage 以下に、自分がマウントしたくないOSがマウントされて しまった時は、マウントポイントを作る事から始めてください。 探すときは fdisk -l /dev/sd(探す英数字) を使うと良いでしょう。 ※例えば、/dev/sdc1 に目的のOSの /boot があり、/dev/sdc3 に / があって、 rescue が マウントしてくれなかった場合 (1)マウントポイントの作成 # mkdir /mnt/sysimage2 (2) / -> /boot -> /proc -> /sys の順にマウント # busybox mount -t ext3 /mnt/sysimage2 /dev/sdc3 # busybox mount -t ext3 /mnt/sysimage2/boot /dev/sdc1 # busybox mount -t proc /mnt/sysimage2/proc none # busybox mount -t sysfs /mnt/sysimage2/sys none (3) chroot する # chroot /mnt/sysimage2 ……思い付く所を並べてみました。 機器の状態が、RAID 構成なのか、単に完全バックアップを取られている 双子のHDDがあって片方が故障したのか、その辺りがよくわかりません。 推測でばかり書きますが、僕の部署のサーバーはHDDを3台持っていまして、 HDD0 -> / と /boot 、さらに、/ファイルの/boot位置に、 /bootパーティションのコピーを持っていて、第一 /boot パーティ ションが故障の場合でも、第3 / パーティションで単独起動可能 HDD1 -> /(最小) と /home 、起動は出来ないが、最小構成のVineのシステム ファイルが含まれていて、インストールCD等があれば起動もできる HDD2 -> リムーバブルHDD、上記 HDD1 のコピー。 ……こんな構成です。 VineLinuxがGrubになってから、一昔前のDOSフロッピー のような柔軟な起動が可能になったので、いろいろと手を用意しています。 もちろん、もう他にもVineLinux機は用意してあって(それは僕の私物ですが) サーバを止めて構わないときは、そっちで作業する事の方が多いです。 (たいしたデータが入っている訳ではありませんが、僕自身の学習の為にも 部署の為にも、サーバー運用の実践に使っています) RAID 構成にもパターンがあるので、RAIDだとしても詳しい状況がわからないと なんともですね。 (raid-toolコマンドは詳しく無いので、そっち系だと答えられませんけれど) -- __/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/ ZON or MaruArt. >> Babasaki Seiichirou (Jap) E-Mail mindgear@xxxxxxxxxxxx Nokia N800 zon@xxxxxxxxxxxx __/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/