vine-users ML アーカイブ



[vine-users:077860] Re: 障害対 策

  • From: Seiichirou Babasaki <mindgear@xxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:077860] Re: 障害対 策
  • Date: Fri, 14 Dec 2007 09:49:23 +0900
馬場崎です。
私も本体(HDD以外)、HDD、OS、の状態が良く飲み込めていないので
的外しかもしれないと思いつつ、投稿します。
(ですので状況は読みかえるなりなんなりしてください)

[想定] このHDDで起動させたい。本体はどうでもいい。
(条件) HDD単体で環境が全てそろっている
(反条件) 2台のHDDでRAID等を構成している時は別の手段が必要

CD-ROMドライブを持ち、CD-ROM起動可能な、ハードウェアに信頼の置ける
本体を用意します。
(HDD内部のOSがVine4.1以降であるなら、ノート型でもOK)
内蔵可能なら、内蔵し、Vine4.1のインストールCDをセットします。
インストールモード選択画面で、通常は「 linux 」と打ち込む所を
「linux rescue 」と入力してレスキューモードに入ります。
※ハードウェアの認識に不安がある場合は 「expert rescue」かなぁ
言語は日本語で大丈夫だと思います。
質問に答えて、可能ならネットワークも有効にしましょう。
最後にランレベル 1 相当のコンソールが開きます
bash > # ……な感じで。
mount コマンドで、接続ドライブが /mnt/sysimage/ 以下にマウントされて
いるか確認しましょう。割といろいろなコマンドが使えますが、この時は
シェルが busybox なので、いくつかのコマンドは # busybox mount のように
使わなくてはならない事を知っていれば、戸惑わずに済むはずです。
# chroot /mnt/sysimage
……で、同じくランレベル 1 相当の環境でルートシステムが変更されます。
# su - で root になれます。
制限が多いですが、まずはランレベル 1 で出来るだけディスクの状態とか
データの復旧を行いましょう。
mkinitrd コマンドでカーネルモジュールをpreloadしたramdiskイメージも
作れます。(もちろんgrubも使えます)

環境にもよりますが、# telinit 3 や 5 でランレベルを 3 や 5 にして、
サーバーを走らせたり X を動かすことも出来ます。ですが、かなり環境に
依存するので、成功するかどうかは半分無いくらいです。
ハードウェアが違うと特に。
※僕はUSB-HDDやUSBフラッシュからシステムを起動させる関係で、 chroot 
  コマンドの御世話になっています。(ramdiskイメージを作る必要があるせいです)

USB接続部品を使って HDD を扱う事もできます。うまく認識できないときは
usb-storage を指定すると良いかと思います。
インストールCDのインストールモード選択画面で「linux rescue usb-storage」
と入力してみてください。

もしも、/mnt/sysimage 以下に、自分がマウントしたくないOSがマウントされて
しまった時は、マウントポイントを作る事から始めてください。
探すときは fdisk -l /dev/sd(探す英数字) を使うと良いでしょう。

※例えば、/dev/sdc1 に目的のOSの /boot があり、/dev/sdc3 に / があって、
  rescue が マウントしてくれなかった場合
(1)マウントポイントの作成
 # mkdir /mnt/sysimage2
(2) / -> /boot -> /proc -> /sys の順にマウント
 # busybox mount -t ext3 /mnt/sysimage2 /dev/sdc3
 # busybox mount -t ext3 /mnt/sysimage2/boot /dev/sdc1
 # busybox mount -t proc /mnt/sysimage2/proc none
 # busybox mount -t sysfs /mnt/sysimage2/sys none
(3) chroot する
 # chroot /mnt/sysimage2


……思い付く所を並べてみました。
機器の状態が、RAID 構成なのか、単に完全バックアップを取られている
双子のHDDがあって片方が故障したのか、その辺りがよくわかりません。

推測でばかり書きますが、僕の部署のサーバーはHDDを3台持っていまして、
HDD0 -> / と /boot 、さらに、/ファイルの/boot位置に、
        /bootパーティションのコピーを持っていて、第一 /boot パーティ
        ションが故障の場合でも、第3 / パーティションで単独起動可能
HDD1 -> /(最小) と /home 、起動は出来ないが、最小構成のVineのシステム
        ファイルが含まれていて、インストールCD等があれば起動もできる
HDD2 -> リムーバブルHDD、上記 HDD1 のコピー。

……こんな構成です。 VineLinuxがGrubになってから、一昔前のDOSフロッピー
のような柔軟な起動が可能になったので、いろいろと手を用意しています。
もちろん、もう他にもVineLinux機は用意してあって(それは僕の私物ですが)
サーバを止めて構わないときは、そっちで作業する事の方が多いです。
(たいしたデータが入っている訳ではありませんが、僕自身の学習の為にも
 部署の為にも、サーバー運用の実践に使っています)

RAID 構成にもパターンがあるので、RAIDだとしても詳しい状況がわからないと
なんともですね。
(raid-toolコマンドは詳しく無いので、そっち系だと答えられませんけれど)

-- 
__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/
 ZON or MaruArt. 
>> Babasaki Seiichirou (Jap)
E-Mail  mindgear@xxxxxxxxxxxx
Nokia N800 zon@xxxxxxxxxxxx
__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/