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[VineSeed:19611] Re: [VineSeed:19608] Re: [VineSeed:19583] Re: CD版 の存続を

  • From: "IWAI, Masaharu" <iwaim.sub@xxxxxxxxx>
  • Subject: [VineSeed:19611] Re: [VineSeed:19608] Re: [VineSeed:19583] Re: CD版 の存続を
  • Date: Tue, 5 Jan 2010 22:09:28 +0900
岩井です。

2010年1月5日21:19 ロレンス <lawrence68z80@xxxxxxxxx>:
> あけましておめでとうございます。レスが遅くなり、申し訳有りません。

いえ、まったく問題ないと思います。
そんなに急ぐ必要がある話題でもないのですから、大丈夫ですよ。


> 余り好きなVineユーザーも居ないでしょうがUbuntuの時代認識はVineとは正反対ですので
> ご紹介いたします。
>
> ★まだ、古いパソコンを中心にCDドライブしか無いPCは多数有る。従って当分CD1枚の原則を守る
> →Ubuntuのアプリケーションてんこ盛りのディストリビューションがこんな事を言ってるのです。論理矛
> 盾ですが、それならアプリケーションをインストーラーで選択して少しでも軽い動作を提供すべきでは?
> と考えます。経験の有る方はご存知だと思いますが、Ubuntsuは確か7ステップ位の簡単な質問に
> 答えるだけでインストールが済んでしまうのです。これではせっかくCD1枚を貫いても意味が有りま
> せん。

Ubuntuへの要望は適切なところに言っていただくとして。
Ubuntuは用途としてインターネットサーバも視野にいれていて、
そういう用途だとデスクトップ版を快適に使えるだけのスペックも
必要ないんだと思いますよ。
http://www.ubuntulinux.jp/products/WhatIsUbuntu/serveredition

で、まあ、デスクトップ用途に関してはVine LinuxもUbuntuと
そんなに変わらないようなユーザ層を想定していると思っているんですけど、
Ubuntuは1CDが無意味でVine Linuxは1CDに意味があるっていうように別れるのは、
ちょっと安直に考えすぎているんじゃないでしょうか。
もっと言えば、梅田さんの主観を強く出しすぎている。
# Ubuntuはアーリーアダプターもたぶん対象にいれてて、Vine Linuxは対象外という
# 違いはあると思う。
# その違いは結構大きいともいえるけど、低スペックなハードウェアでも動くことを
# 目的としたディストリビューションと比べるとUbuntuもVine Linuxも
# そんなに変わらないと思います。


> ★CUIインストーラーなどで両立出来ないでしょうか?アプリの選択が出来るユーザーは軽くて自分の
> 欲しい環境が入れられ、初心者さんは、まあ、Desktopでも入れときなよって感じで。Debianなんか
> はその点上手くやってるようですね。

インストーラーをどのような形式で提供するのかというのはいろいろ考えられると
思いますけど、一番大事なことは、インストーラの提供方法/提供形態も含めて、
ディストリビューションであるということです。
そこはたぶん梅田さんもわかっているんですよね?だからこそ1CDにこだわっている。
でも、《CUIインストーラーなどで両立出来ないでしょうか?》と言ってしまうのは、
はっきりいって、考えが浅いというか、あまり深く考えてないんじゃないかなー。
Vine Linux 5でもインストーラーはtext mode、即ちCUIインストーラーはあるんですが、
その上でそのように仰るってことは、別に用意しろってことですよね?

インストール方法やインストールのためのメディアがが増えるほど、きっと初学者や
不慣れな人の混乱を招く要因になるのですけど、そこまでに考えが至ってないような
気はしました。


>>まずは梅田さんにできることを考えていただいた上で、ご協力いただければ。
>>例えばPXEに対応しているNICがある機種ならPXEでブートしてインストールすることは可能なのですから、
>>それに関するドキュメントを充実させることをお手伝いいただくというのはどうでしょうか?
>
> PXEって何?と言うレベルです>検索はしましたが、何だか良く分かりませんでした。
> Linux暦10年程ですが、スキルは初心者とそう変わらないレベルです。また、病人の
> ため、出来る事が限られてきます。せいぜい、出来上がった原稿を分かり易く直せる
> のが精一杯では?

知らんがな……。《精一杯では?》って聞かれても私には判んない。
今、そういうドキュメントがないのは手が回ってないのか誰も興味がないのか、
あるいは他の理由があるのかは解らないです。
ただ、私としては、梅田さんが考えているたぶん崇高な理念を実現させるために、
梅田さんが頑張ってくれるといいなあという思いはあります。


> ええ。しかし、結果論として、Vineの今まではインストールメディアCD1枚原則は暗黙のお約束
> であったですよね。

そういう意図はあったのかも知れません。
が、結果的に実現できたからやっているだけで、そこを目指しているわけじゃない。


> DVD版で幸せになれる方は、それでいいですが多くの死蔵されてるPCに新
> しい命をと言うポリシーは国際社会を考えれば、一考の余地は有りませんか?持てる国(先進国)
> は現役引退のPCを捨てるのでは無く、売る事を考えるVineを入れて第二の人生をと言う具合に。

《死蔵されているPCに新しい命をというポリシー》については、
たぶん他のディストリビューションを選んだ方がいいんじゃないでしょうか。
[vine-users:079881]にて松本さんが
http://ml.vinelinux.org/vine-users/msg29876.html
| # 上記見ていただければ分かるように、Puppy Linux の動作環境は「CPU:
| # Pentium 166MMX, RAM: 128MB, CDROM: 20倍速以上」、DSL に至っては
| # 「486DX with 16MB of Ram」でもとりあえず動く(メモリが 128MB 積んであれ
| # ばその激っ早さにビックリするでしょう、と謳っている!)となってます。
と紹介してくださいましたよね?これらと比べたらVine Linux 5.0でも
かなり重量級だと思います。
《死蔵されているPCに新しい命をというポリシー》ということをやるなら、
このあたりと比較されることになるんですよね。
# つーか、そもそもそれはVine Linuxは目指してないと何回言えば理解できるんだろう。


>> ※古いハードに新しい命を吹き込む事>Vineの存在意義。
>
>>vine-users MLのやりとりをみて
>>http://linux-suomi.net/modules/yybbs/viewbbs.php?bbs_id=9&start=5#603
>>《Vineには強固たるポリシーも持たざる者への思いも無いことが分かった》
>>と解釈したようですが、持たざる者への思いはともかく、確固たるポリシーがあるからこそ、
>>梅田さんが望んでいるであろう「そうだ。Vine6でもCD版を出すぞ」という声がProject Vineから
>>出てこないんだろうと私は思います。
>
> なるほど。北極・南極の氷が解ける。数年後に海面に沈む国が現実にある。主だった原因は
> 先進国の出す二酸化炭素。一ディストリビューションであるVineは、ハードウェアのハードル
> の低さで、新しい提案をしていこうと言う、スタンスは取らないのですね。

取らないんじゃないの?
私はProject Vineのメンバーじゃないので実際のところはわからんけど。


>> ・Gimp→画像処理編集に関してプロ並みの機能。一般人は使いこなせるものでは無いのでは
>>「プロ並みの機能」だから「一般人が使いこなせない」という論理は成り立ちませんね。
>
> 少なくとも私は使えません。

論理的な破綻を指摘しているんだから、梅田さんの個人的な事情はどーでもいいです。


> ※アプリの削減案は技術的にも可能なものを厳選してくださいと言ってるに過ぎません。実現可能
> ならやって下されば良いですし、実現不可能なら他を検討すれば良いので、技術の分かる皆さんが
> 見直しをしていただけたら、良いのです。

今までも表にあまり見えてないと思うし、Vine Linux 5でも見えてないから
知らないことだと思いますけど、Vine Linux 5.0のCD版を作るために、
アプリケーションの取捨選択に結構時間がかかっているみたいなんですよね。
今回は公開されているIRCで作業していたので私は知っているんだけど。
その作業をみると、次のメジャーバージョンで同じことをできるのかは
ちょっと誰にも判らないと思います。今の対象ユーザ層を変更しない限り。
だから、はっきり言って、今「Vine Linux 6でCD版を出してくれ」と
何度も何度も繰り返し繰り返し言ってもきっと無駄。
梅田さんの要望はProject Vineには伝わっているんだから。

その上で、梅田さんができることを考えて欲しいです。

-- 
いわい