vine-users ML アーカイブ



[vine-users:060128] Re: miboot (VineLinuxPPC における起動 CD の作成について)

  • From: Hajime Tanaka <BYH01337@xxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:060128] Re: miboot (VineLinuxPPC における起動 CD の作成について)
  • Date: Sat, 03 May 2003 07:44:50 +0900
 みなさん、お世話になっております。

>>これを利用すると,Old World Mac のための VineSeed インストーラを作るこ
>>とができました.これの DiskCopy で作った image file を
>>http://www.hnz.kpu-m.ac.jp/~hanai/ppclinux/miboot_install.img
>>http://www.hnz.kpu-m.ac.jp/~hanai/ppclinux/miboot_system.img
>>として置いておきます.
>>
>>    
>>
 別のメールにて報告しましたが、いまのところインストール作業を完了できておりません。せっかく花井様にいろいろとお膳立てをしていただいたのだから、うろ覚えに頼らずもう少しきちんとした報告をして勉強させていただこうと思います。
 miboot_installにて
1. Toast 5 でmiboot_installを起動ディスクになるようCDに焼いたはずなのですが(単にToastパネルにフォルダの中身をoptionキーを押しながらドラッグするだけです)、数回試しましてすべてCD上ではシステムフォルダがblessedにならず、起動ディスクにできません。MOあるいはHDではそのようなことは滅多になく、またあったとしてもそれら書き込みが出来るメディアではシステムフォルダを数回クリックすることで解決します。
2. 230MOディスクにmiboot_installの中身をコピーし起動ディスクとして設定したところ、画面が正常に表示されません。縦横に縞が走るのみです。boot.confに
novideo
あるいは
append = "video=ofonly"
append = "video=atyfb"
などを付け加えてみましたが変化なしです。なお、使用しているハードはG3/DT 266です。普段Boot Xを用いるときにはカーネルに引数として
video=atyfb
を与えています。
3. ためしにカーネルをVine26_Defaultにしてみました。具体的にはmiboot_install中のLinux Kernelフォルダ内にあったカーネルを削除し、VineLinuxPPCのCD中に用意されている三種類のカーネルをコピーして、boot.confでimage = Vine26_Defaultとしました。念のためResEditでmibootのSTRでもカーネルをVine26_Defaultに指定しておきました。この段階ではインストーラが立ち上がる直前まで進んだことを考えますと、ramdisk.image.gzを読み込めていると言うことでしょうか。でしたらこれから自分の必要なシステムに対応したramdisk.image.gzの作成にとりかかれそうに思うのですけれど。なお、GUIの画面が現れてキーボード、マウス、モニタの設定を行った後、
xmessage
Please wait - Booting into the Linux Installer
というメッセージが表れた時点で進行が止まりました。おそらくインストールに必要なファイル群がMO内にまだ用意されていないからだと考えましたが、これ以上は230MOには入り切りません。
4. 1GB HDを調達し、上の段階でMOメディア内に準備されたファイル類を一括してHDにコピーし、さらにそこにVineLinuxPPCのCDからmaps, software, SRPMS-ppcという三つのディレクトリをコピーしました。これで3.の段階からいくらかインストールも進むだろうと予想したのですが、意外にもGUIの画面が現れるまで行かず、メッセージが流れる途中で
I can't seem to find the live filesystem. Sorry :(
Gosh, there seems appropriate CD-ROM or any partitions containing needed files NOT found. 
failing back to bash..
Type "exit" to reboot. 
と表示され、プロンプトが現れておしまいです。VineLinuxPPC CDをあらかじめセットしておけば必要なファイルを読んでくれるのでないかと期待しましたがダメでした。live filesystemとはおそらくmiboot_install内に用意されていたと思いますが、このインストーラに対応するものはおそらくVineLinuxPPC CDに納められているものを使わなければならないのでしょう。そしてそちらはMacから不可視でして簡単にコピーできません。今のところ次になにを試すべきかというところで悩んでおります。

 いま大きく気にかかっているのは以下の点です。
・起動可能なmibootをCDに焼けないのは、なにを見落としているためでしょうか。
・インストールディスクの作成としては、つぎに何を試みるべきでしょうか。
・いまの段階でramdisk.image.gzを読み込むことには成功しているのでしょうか。
・VineLinuxPPCインストールCD内にあるramdisk.image.gzは本来Linux側で使用するものなのに、MacOSから白紙でないアイコンで表示されるのはどうしてでしょうか。むしろramdisk.image.gzをMacOS下で作成すべきと言うことでしょうか。
・おそらく似たような役割を果たしているはずなのに、VineLinuxPPCインストールCD内にあるlive/は不可視で、miboot_onstall中のlive/はMacOS下で正常なアイコンで現れるのでしょうか。自分には考えにくいことですが、Linux側でつかうファイル群とMacOS側でつかうファイル群の違いなのでしょうか。でもおんなじ名前ですし・・・、

>では,diskimage file で配布するのはどうかといいますと,これは,ライセ
>ンスの上では可能(と思う)ですが,現在の 2.4 カーネルの hfs code にはバ
>グがあり,old world 機では hfs cdrom をマウントできません.それで,
>old world 機で起動できるようにしようと思うと,2.2 カーネルを使うしかな
>く,これでは,また別の不都合がいろいろ出ます.それで,VinePPC2.6 の
>iso は hfs と iso9660 (+rockridge extension) の hybrid format になって
>います.これだと,oldworld 機でも 2.4 カーネルでマウントできるからです.

 まだ試しておりませんが起動ディスクとしてCDを焼けないでいるのはToastでデフォルトの hybrid format を選択しているためでしょうか。hfs formatを選んだら解決する可能性があるのでしょうか。上記の2.4 カーネルに関するバグをフィックスするのが根本的な解決法なのでしょうけれどそこまでして古いMacを使う需要はきっと少ないのでしょうね。いつか自分の勉強が追いつくといいのですけれど。

 お気づきの点がありましたらよろしくお願いします。

--
田中 元 BYH01337@xxxxxxxxxxx