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[vine-users:061840] Re: iptables を使ったルータの構築について

  • From: 長南洋一 <cyoichi@xxxxxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:061840] Re: iptables を使ったルータの構築について
  • Date: Thu, 14 Aug 2003 09:29:34 +0900 (JST)
長南です。

寺西さんのメールより [vine-users:061831]
> 
> /sbin/iptables-save > /etc/sysconfig/iptablesというコマンドで
> 再起動時に/etc/rc.d/init.d/iptables startを実行するわけですね。
> 起動時にiptablesの設定がロードされているのに、/etc/rc.d/rc.localに
> /etc/rc.d/rc.ip-masqを書くと再度rc.ip-masqに書かれたiptablesのスクリプト
> が実行され、結果的に2回iptablesの設定がロードされているというわけですね。

わかっていらっしゃるようですが、私の説明も不十分だったので、
念のため前半について説明し直してみます。

仮にテキストログインで Linux を使っているとします。その場合、
/sbin/chkconfig --list iptables の結果が runlevel 3 で on になっていれば、
起動時に /etc/rc.d/rc3.d/S08iptables(実体は /etc/rc.d/init.d/iptables)
が start を引数にして実行されます(参照: /etc/inittab、/etc/rc.d/rc)。

ところで、/sbin/iptables-save > /etc/sysconfig/iptables をやると、
iptables のルール設定が /etc/sysconfig/iptables に書き出されます。

そうすると、/etc/sysconfig/iptables が存在しているので、次の起動時に
/etc/rc.d/init.d/iptables start が実行されるとき、そのスクリプト中で
/sbin/iptables-restore が /etc/sysconfig/iptables を読み込んで(ここの
ところは実際にスクリプトを見てください)、ルール設定を復元するわけです。

まだ、説明がこんがらがっていますか。セキュリティ関係のことはご心配で
しょうから、/sbin/iptables -L や /sbin/iptables -L -t nat で、うまく
行っているかどうか、結果を確認してください( -v オプションをつけると
よいかもしれません)。ついでに、/sbin/lsmod で必要なモジュールがロード
されていることも確かめること。

> > /etc/sysctl.conf で net.ipv4.ip_forward = 1 になっていれば、必要ないはず。
> 
> これはnetcfgのルーティングの設定のところでネットワークパケット
> フォワーディング(IPv4)をチェックすれば済みますね。

いや、それだけでは、/etc/sysconfig/network の FORWARD_IPV4 を yes
にしてくれるだけだったと思います。昔はそれでよかったようですが、
今では /etc/sysctl.conf の net.ipv4.ip_forward を 1 にしなければ
なりません。私はエディターで書き込んだように憶えています。
こちらも、cat /proc/sys/net/ipv4/ip_forward で結果を確認。

-- 
長南洋一
cyoichi@xxxxxxxxxxxxxxx