池田です。 常識というわけではないのですが、心がけとして こうしておくのが良いのではなかろうかと思うことをひとつ。 # 従来の Unix や Linux の利用を通じて得た心がけなので、 # 10 年後も有効かどうかは不明ですが、たまにはこういう # ネタも良かろうと…… (^_^;; From: Susumu Tanimura <stanimura-ngs@xxxxxxxxxx> Date: Fri, 19 Nov 2004 10:37:13 +0900 > > > > tmpwatch はあなたに代わって消して良いファイルかどうか考えてくれ > > るとても賢いソフトウェアです。な、訳はありません ;-)。 > > もちろん、そうではありません。しかし、超整理法的な視点から、tmpwatchを利用 > することは便利だと思います。もちろん、仕事上のファイルなど2度と手に入らな > い自分のデータはそのように整理するべきではありませんが、原則いつでもダウン > ロード可能なプログラムのソースや派生するファイル群においては、その存在が記 > 憶から消えた頃に消去してくれるディレクトリは便利だと思っています。本当に必 > 要なものだけを$HOMEに移動すればよいのですから。人によって > /etc/cron.daily/tmpwatch を編集する必要があるかも知れませんが。 私は、Linux マシンを使う管理者と一般ユーザを積極的に 意識して区別するのが良いと思っています。 ここでいう管理者と一般ユーザの区別というのは、実在の 人間としての区別ではなく、アカウント上の区別、作業ごと の区別と考えてください。 この区別はまた、システム運用のために利用される部分と ユーザが利用する部分の区別でもあります。 一台のマシンを一人で使用する場合でも、この区別を意識 したほうが管理上好ましいです。 慣れないうちはもしかすると面倒と感じるかもしれませんが、 意識することで、効果的な作業の切り分けができるようになります。 で、具体的に /tmp の話に目を向けると、/tmp はシステムで 動作しているプロセスが一時ファイルの作成場所として利用 するディレクトリです。 ここにあえてユーザがファイルを置いて作業をするのは、 きちんと区別ができていない状態であるともいえます。 はじめから全て理想通りに作業するのは無理な話ですが、 ステップアップするための課題として少しずつ取り組んで いければ良いのではないでしょうか。 また /tmp の話に戻りますが、管理上の区別を意識した上で、 利便性を考慮して /tmp をユーザの作業領域として利用する のであれば、そういう管理ポリシーであるということで別に 構わないと思います。 そういう区別を意識したということ自体が、成果といえるでしょう。 何はともあれ、楽しい Linux life を :-) # 私が管理者なら、/tmp にそんなファイルを置かせませんけど (^_^;; -- 池田 克巳 <ikedak@xxxxxxxxxxxxxxxx> <http://www013.upp.so-net.ne.jp/ikeda/index.html>