馬場崎です。
その後もしばらくオムロンさんとやり取りが続きましたので、続報をお知らせします。
なお、文面は適宜割愛しており、実際のオムロンさんとのやり取りとは異なります。
■ Wnn8 + Kinput2と設定してもkinput2が動いていない
…… setime wnn8 と設定。Wnn8 + Kinput2 で使用しようと、ログアウト ->
X-Windowを再起動 -> ログインしても Kinput2 のプロセスが動いていない。
ターミナルから kinput2 と手動で実行すると利用できるが？
◎ オムロンさんの回答
> kinput2 が動作しない件につきまして再度調査致しました所、こちらは
> 弊社のミスでした。大変申し訳ございません。
> Vine Linux では、/usr/bin/kinput2ctl にて kinput2 の使用する
> 変換サーバの設定が行われております。
> 従いまして、本来であれば Wnn8 付属のセットアップスクリプトにて
> kinput2ctl も置き換えなければならないのですが、その処理が不足致し
> ておりました。
> (中略)
> …… 修正済 kinput2ctl を添付させて頂きます。
> 恐れ入りますが現在の kinput2ctl との置き換えをお試しください。
> (中略) ※試用して動作を確認
> 今回ご提供させて頂いた修正版 kinput2ctl は、後日弊社
> Web 上でもご入手頂ける様に手配致します。
……といった次第で、いずれ公開されると思いますが、 kinput2ctl を書き換えれば良
いそうです。
急ぎの方向けに、以下に FileRunner で取った Diff を付けますが、試用に際しては自
己責任でお願いします。
***************** kinput2ctl.omron
105,122d104
< Kinput2Wnn8(){
< isWnnAlive || exit -1
<
< if [ -f $HOME/.Wnn8/wnnenvrc ] ; then
< WNNENVRC=$HOME/.Wnn8/wnnenvrc
< elif [ -f /etc/wnn8/ja_JP/wnnenvrc ] ; then
< WNNENVRC=/etc/wnn8/ja_JP/wnnenvrc
< elif [ -f /usr/lib/wnn8/ja_JP/wnnenvrc ] ; then
< WNNENVRC=/usr/lib/wnn8/ja_JP/wnnenvrc
< else
< eval NoWnnenvrcMsg_$LOCALE
< exit -1
< fi
< eval RunMsg_$LOCALE $TARGET
< kinput2 -wnn -jserver ${WNN8_SERVER:=localhost} -wnnenvrc6 $WNNENVRC &
< return 0
< }
<
182d163
< wnn8) Kinput2Wnn8 ;;
189,190d169
< elif Wnn8Exists ; then
< WNNTAG=wnn8
201d179
< wnn8) Kinput2Wnn8 ;;
232,234d209
< wnn8|Wnn8|WNN8)
< TARGET=wnn8
< ;;
***************** kinput2ctl.omron
◆ 個人的 Tips
…… 現状のWnn8で直接かな入力モードを使用していて、モードを維持する方法。
『クォートモード』に一度切り替える。
※直接かな入力モードで使用し、一度クォートモードに切り替える(表示は [q]または[Q])
続いてWnn8をoff/ [何かの操作] on/するとクォートモードが維持された状態で
Wnn8がアクティブになる。
クォートモードからかな入力モードにもどると、直接かな入力モードが維持されている。
※※ 残念ながら単一アプリケーションのみ
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