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[vine-users:079001] Re: SCIMで 日本語入力ができなくなり ました

  • From: "T.E.Lawrence" <lawrence999vz@xxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:079001] Re: SCIMで 日本語入力ができなくなり ました
  • Date: Mon, 15 Dec 2008 20:49:30 +0900
梅田です

馬場崎樣。レスを有難うございます。随分前の
問題をほじくりかえしてしまいました。やはり
問題→解決手段のプロセスに何故???が有っ
たものですから。


On Mon, 15 Dec 2008 15:01:20 +0900
Seiichirou Babasaki <mindgear@xxxxxxxxxxxx> wrote:

> 馬場崎です。
> 
> 言葉の意味の話題になってきたようなので、しゃしゃり出てきました。(^o_o^)/
> 喋りが堅かったり妙に全体的表現なのは職業柄(苦笑)ですのでスルーしてください。

<モジュールとは何か>


> >例えば、カーネルモジュールでヒットしたのですが
> 
> モジュール、パーツ、プラグイン、エクステンション、この辺りは、ニュアンスの違いで
> 使い分けられている、似たような概念を表す言葉です。
> 
> (コンピュータ関係の)日本語では、部品、部位、機能部品、拡張機能(部品)、追加要素、要素、
> 構成要素、e.t.c....
> みたいな意味合いで使われているのを見ます。
> 
> 意味する所は違うんですけれども、「同じ言葉の使われ方が共通では無い」ために、
> はっきりと「こうです」とは言い切れない言葉になっています。
> 
> そこで混乱を避けるために、なんとはなしに「firefox の エクステンション」
> 「PhotoShop の プラグイン」、「Linux Kernelモジュール」、「ブログパーツ」等のように、
> プログラムやツール、アプリケーション等の名前を前において話をするのが不文律となっている
> ように思います。

国語と文学の違いの講釈を聴講してるような(^^;)・・・。


> 
> プログラムが限定されると、今度は意味する所も具体的になってきます。
> 例えば、「firefox の プラグイン」という意味では、「FLASHプレイヤー」や「Acrobat Reader」を
> 指し示しますし、「firefoxのエクステンション」となると「FireBug」や「PDF Download」等を
> 指すようになります。
> 
> この例のように、
> 「firefox では追加要素の総体を アドオンと表現し、その中に プラグイン と
>   エクステンション がある」
> ……と、いう事がはっきりと言えるようになります。
> 
> そして僕の言いたい事は、他のアプリケーションや「前提の違う話」では、
> 意味する具体的な相手が違ってきますよ、という事です。

firefoxはブラウザー本体でプラグイン&エクステンションがパーツ?
ですか?

> 
> <<中略>>
> > これを見る限り、モジュールとはプログ
> > ラムのパーツという考えで良いのかと思
> > うのですが・・・
> 
> 一応それで間違いではありません。「その範囲内(Kernel)」では実に正しい解釈です。
> 
> 本題ではありませんが、これについて続けますと……
> もう少し正確には Linux Kernel の場合、ローダブルモジュールとか動的モジュールと言う表現も
> 使われます。「他のアプリ」だと「ダイナミック リンク ライブラリ(dll)」に似ている言葉です。
> Kernelの「その機能の部分」を「別ファイル」にして、必要に応じて「動的に利用する」のが
> Kernelのモジュールです。
> (効果 : 不要なものは読み込まない = メモリや資産の節約)
> 
> そして動的があれば静的(スタティック)もあります。
> 必要な機能を全部Kernel本体に組み込んでビルドすると、別ファイルの無い Kernel ができあがり
> ます。この場合、別ファイルとしてのモジュールは「無し」になります。
> (効果 : Kernelが単独で完結している = セキュリティ面や動作面で強い)
> 
> 
> そして話を戻しまして。
> Kernel の時にモジュールという言葉がこれらのように使われていたとして、その使われ方が、そのまま
> 他のアプリには当てはまるとは限らないという事が、僕の話の主旨です。
> 
> 特に日本語入力のような、複数のプログラムやデータにまたがって動作する場合は、よくよく整理して
> 理解する必要がありますし、それでもある程度、その中での言葉の使い方や使われかたを確認しないと、
> お互いに話が通じなくなります。
> 
> この場合の注目点も、今回のケースで言えば「SCIM や Anthy 辺りではどういう意味合いで使われているか」
> になります。ただその意味でも、今回僕が気になった「モジュール」という言葉はとても困った(^^;)言葉
> だろうと思います。
> 
> 見たり聞いたりする範囲の話ですが(と一応断りを置きまして)、X Window にとって SCIM は
> 「インプットのモジュールの一つ」という表現をされることがありますし、
> SCIM-Anthy は「SCIM のための Anthy モジュール」だったり、
> 「Anthy は日本語変換プログラムの一種」と言われたり、
> 「Uim-FEP で Anthy をターミナルから使う」
> と説明されていたりです。モジュールという言葉が出てこないというわけではありません。
> 単独で動作する「いわゆる普通のプログラム」とは毛色の違うものだという部分の理解が必要です。

普通のプログラムが目的どおりの動作をする
ための付属プログラム(パーツ)。Anhtyは
Emacs(sylpheed,vi,gedit,)の日本語変換
用のプログラムとは言っても、モジュールと
は言わない・・・ってことですか。

> 
> 
> それで最初の引用に戻りますが、
> > > > Anthyを構成する、パーツプログラムという
> > > > 理解で宜しいでしょうか(=モジュール)。
> > > > その、モジュールの設定ファイル名という意
> > > > 味ですね?
> > > 
> > > プログラムと位置づけると違います
>                ~~~~~~~~~~
> ……こうした表現、「そういう位置づけ、意味合いでの話だと違いますよ」になってしまうのです。
> 
> 引用元[vine-users:078995]のその後の段落のように Anthy の普通のプログラム的な側面をとらえ、
> その構成を考えた方が、システム全体の設定、ユーザーディレクトリ内の設定についての話は
> 他のアプリケーションを引き合いに出せるので、やりやすくなります。
> そしてその場合、モジュールという表現はふさわしくないので使わず、他の単独起動の
> アプリケーションのように、設定ファイルとか、定義(INI)とか、プロファイル(プロパティ)等々の
> 表現が「使われることが多い」です。
> 
> 
> 最後に一般的な話をしますと。
> 情報分野の言葉そのものは、工業の分野でも使われる一般語が土台になっている場合が多く、短縮語を
> のぞけば、指し示している意味は、かっちりと決まっている訳ではありません。
> その場合も「○○○ の △△△ という言葉」というテンプレートで、範囲を狭めて理解していくのが
> 方法一つとして有効だと思いますよ。

はあ。やはり、私には、かなり難しい概念の
ようです。場面毎のつかわれ方に多く接して
一つ一つ理解する必要が有るんですね。