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[vine-users:053382] Re: 特定のサイトへのアクセ ス制限について

  • From: "OOSATO,Kazzrou" <kazz@xxxxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:053382] Re: 特定のサイトへのアクセ ス制限について
  • Date: Wed, 4 Sep 2002 20:57:14 +0900
おおさとです。

> From: Andou Hidetaka <think@xxxxxxxxxxxxxxxx>
> Subject: [vine-users:053370] Re: 特定のサイトへのアクセス制限について
> Date: Wed, 04 Sep 2002 16:38:55 +0900
> Message-ID: 20020904142702.40ED.THINK@xxxxxxxxxxxxxxxx

メーリングリストにおいては、個々人のプライバシーの奥底は分かり
ません。したがって、質問と応答は概ね一般論になります。これは、
一般的であるがゆえに他の方の役にも立ち、メーリングリストで公開
質疑する意義にもなります。
ある意味TVの××相談も同じでしょう。題材としては一見プライ
ベートな話のようでいながら、実はどこにでもありそうな質問と回答
だから番組として成立するわけですね。

> > 意味ないでしょう。w3m がなくたってやる気になればどうにでもなります。
> > それより、小手先で友人関係が良くなるんですか?
> 
> こ、これはどう解釈しろと・・・

以下のように解釈していただきたいのです。

- あなたが、w3m のパーミッションを変更する。
  # chmod 754 /usr/bin/w3m
- 友人が、w3m を実行しようとする。
  $ w3m www.foo.bar
  bash: /usr/bin/w3m: Permission denied
- 友人は困った。そこで w3m を使いたいときは以下のような行動にでる。
  $ cp /usr/bin/w3m ./
  $ chmod 755 w3m 
  $ ./w3m www.foo.bar
  $ rm ./w3m
- ある日、あなたはそれに気付く。友人に文句をいう。そして、
  # chmod 750 /usr/bin/w3m
- さらに困った友人は
  $ scp 自分のマシン:/usr/bin/w3m ./
- このあと、いろいろ、話の展開は可能ですが、省略。

などと言うことが繰り返されて、これは一般的には友人間の信頼関係を
破壊します。騙しあいになるわけですからね。
これは一例です。その他の対策も殆ど抜け道はあります。

シェルアカウントを提供するということは、信用供与です。
とくにそれが、ビジネス上の契約に基づいたものではなく、友人間の信
頼を基礎に置いたものならば、信頼して容認するか、説得して合意を形
成するか、事情を説明して提供を打ち切るかしかないのでは、と私は考
えます。

先のメールのあなたの質問を私はこう解釈しています。
目的は、友人との関係を悪くしたくない。
そのための手段として、ファイルのパーミッションを変更する等の小手
先の手段を考えたのだが、妥当だろうか?

それに対して、私の回答は「否」です。
上記のような小手先の対策は(一般論として)友人関係を却って悪化させ
ます。だから、お止めになられますように。という回答です。
場合によっては、意地になって軽いハックから本格的なクラッキングに
発展する可能性もあります。

> 顔も合わせたことのない他人のプライベートまで真剣に忠告するとは
> 思えないし、ご想像でここまで述べられるのはいかがなものかと
> 思うのですが。

個人のプライバシーまでは分かりませんが、ご質問の主旨が「友人との
関係維持」にあると思えたので、Vine や Linux の話からは多少逸脱す
ると思いながらも、一般的ありそうな状況に置き換えて以上のような回
答をしました。

ご理解いただけましたでしょうか。

[vine-users:053359] に対する [vine-users:053364] の反応がご不興を
買ってしまったのは理解できました。では、どのような反応を期待され
ていたのかお聞かせ願えると、もうすこしマシな反応ができるかもしれ
ません。ただし、vine-users の ML の主旨から逸脱する場合は無反応と
させていただきますので、悪しからず。

-- 
  ;      kazz@xxxxxxxxxxxxxx
  ;     oosato@xxxxxxxxxxxxx
  ; 大里和朗@江戸川区西葛西