おおさとです。 > From: Andou Hidetaka <think@xxxxxxxxxxxxxxxx> > Subject: [vine-users:053370] Re: 特定のサイトへのアクセス制限について > Date: Wed, 04 Sep 2002 16:38:55 +0900 > Message-ID: 20020904142702.40ED.THINK@xxxxxxxxxxxxxxxx メーリングリストにおいては、個々人のプライバシーの奥底は分かり ません。したがって、質問と応答は概ね一般論になります。これは、 一般的であるがゆえに他の方の役にも立ち、メーリングリストで公開 質疑する意義にもなります。 ある意味TVの××相談も同じでしょう。題材としては一見プライ ベートな話のようでいながら、実はどこにでもありそうな質問と回答 だから番組として成立するわけですね。 > > 意味ないでしょう。w3m がなくたってやる気になればどうにでもなります。 > > それより、小手先で友人関係が良くなるんですか? > > こ、これはどう解釈しろと・・・ 以下のように解釈していただきたいのです。 - あなたが、w3m のパーミッションを変更する。 # chmod 754 /usr/bin/w3m - 友人が、w3m を実行しようとする。 $ w3m www.foo.bar bash: /usr/bin/w3m: Permission denied - 友人は困った。そこで w3m を使いたいときは以下のような行動にでる。 $ cp /usr/bin/w3m ./ $ chmod 755 w3m $ ./w3m www.foo.bar $ rm ./w3m - ある日、あなたはそれに気付く。友人に文句をいう。そして、 # chmod 750 /usr/bin/w3m - さらに困った友人は $ scp 自分のマシン:/usr/bin/w3m ./ - このあと、いろいろ、話の展開は可能ですが、省略。 などと言うことが繰り返されて、これは一般的には友人間の信頼関係を 破壊します。騙しあいになるわけですからね。 これは一例です。その他の対策も殆ど抜け道はあります。 シェルアカウントを提供するということは、信用供与です。 とくにそれが、ビジネス上の契約に基づいたものではなく、友人間の信 頼を基礎に置いたものならば、信頼して容認するか、説得して合意を形 成するか、事情を説明して提供を打ち切るかしかないのでは、と私は考 えます。 先のメールのあなたの質問を私はこう解釈しています。 目的は、友人との関係を悪くしたくない。 そのための手段として、ファイルのパーミッションを変更する等の小手 先の手段を考えたのだが、妥当だろうか? それに対して、私の回答は「否」です。 上記のような小手先の対策は(一般論として)友人関係を却って悪化させ ます。だから、お止めになられますように。という回答です。 場合によっては、意地になって軽いハックから本格的なクラッキングに 発展する可能性もあります。 > 顔も合わせたことのない他人のプライベートまで真剣に忠告するとは > 思えないし、ご想像でここまで述べられるのはいかがなものかと > 思うのですが。 個人のプライバシーまでは分かりませんが、ご質問の主旨が「友人との 関係維持」にあると思えたので、Vine や Linux の話からは多少逸脱す ると思いながらも、一般的ありそうな状況に置き換えて以上のような回 答をしました。 ご理解いただけましたでしょうか。 [vine-users:053359] に対する [vine-users:053364] の反応がご不興を 買ってしまったのは理解できました。では、どのような反応を期待され ていたのかお聞かせ願えると、もうすこしマシな反応ができるかもしれ ません。ただし、vine-users の ML の主旨から逸脱する場合は無反応と させていただきますので、悪しからず。 -- ; kazz@xxxxxxxxxxxxxx ; oosato@xxxxxxxxxxxxx ; 大里和朗@江戸川区西葛西