こんにちは、よしのぶです。 NITTA Katsunori wrote: > http://www.ee.t.u-tokyo.ac.jp/~mita/FreeBSD/Truetype-copyright.txt をご覧に > なるといいでしょう。 上記のURLの各社の主張はそれぞれ、あくまで各社の主張であり法的(物権的)根拠は ありません。ゆえに、おそらく各社は、それぞれの主張をなしうる売買契約を消費者に 強要しているはずです(してないかもしれませんが…)。ただし、私的利用における 複製権は著作権法上正当に認められた個人の権利ですので、この範囲内であれば違法性 はありません。 ということで、問題は、この売買契約の正当性です。単純には両者が合意して売買契約 が結ばれているので、その契約(各社の主張)を(私的利用の範囲内であっても)無視 すれば、著作権法上の違法性を問われなくとも契約違反による損害賠償の請求を受ける 可能性があります。 しかし、これらの売買契約は、著作権法の法の趣旨を歪めていること、また、企業と 消費者という立場の差を利用して、消費者に事実上拒否できない売買契約を強要して いることなどを考えると個人的にはその正当性に疑問を持ちます。正当な法的根拠が ない権利を力の差を持って強要するという構図を考えれば、ある意味、これは、所謂 みかじめ料と同じようにも考えられます。トラブルを避けるため黙って従うか、 どうするかは各人の自由でしょう。 > 大里さんのおっしゃられていることは立派な屁理屈だと思いますが。あまりこういう > 場で大っぴらに語るのは不適切ではないでしょうか? 大里さんのおっしゃられたことが屁理屈かどうかは別にして、こういう場で企業の主張 のみを一方的に正当だとするのも不適切かと思われます。 繰り返しになりますが、この議論はあくまで著作権法上認められた私的利用の範囲内 でのものです。 -- よしのぶ yoshino@xxxxxxxxxxxxxx