松本です。 どういうパーティショニングをするか、割り当て容量をどうするかについては、 どこまでいっても「どういう用途で使用するのか」によって変わってきますので 結局万人向けの「お勧め」というのはありえないだろうと思います。 On Thu, 7 Oct 2004 13:28:46 +0900 "akiba" <akiba@xxxxxxxxxxxxxx> wrote: > 日経バイトにジェリー・パーネルが一般ユーザの立場での > パソコン利用について連載していますが、彼はCドライブ > 1パーティションでの利用を推薦していました。 元記事は読んでおりませんが、文脈からすると「クライアント機としてWindows PCを使う場合」ということであろうと類推できます。 これも、結局はその計算機に格納されている「情報」の重要度によって左右され るでしょう。重要度が高ければ高いほど、その「情報」を守るために何重にも保 険がかけられるわけです。マルチブートが目的のパーティショニングでないなら ば、パーティション分けする目的は「情報」の可用性を高めるためのものだと私 は理解しています。無駄な、あるいは重要度の低いデータが増殖し、重要なデー タへのアクセスが妨げられることがないように、また、計画的なバックアップが 行なわれ、障害時に迅速な復旧が可能となる方策がとられているならいいのです が、そうでない場合はパーティション分けし重要なデータの保存場所をシステム と切り離しておくことで、システムもろとも重要なデータもふっ飛ぶ、という危 険に対して多少なりとも耐性を高めることができるように、というのが目的の大 きな部分を占めているであろう、ということです。 > 例えば > 「RUNNING LINUX 導入からネットワーク構築まで( O'REILLY)」 > に、Linuxパーティションの要件としての記述がありますが、 > なにせ古い記述ですので、概念は伝わってきますが、具体的な容量 > をそこから判断するのは難しいかもしれません。 ですので「どうしても失ってはいけないデータはちゃんとバックアップできてい る」「そのPCがいきなり使用不能となった場合でも、代替手段は確保できている (メールのやりとりができなくなるといきなり仕事に支障をきたす、という場合 もあるでしょう)」ことを前提として、/ パーティション一つで運用していくの も悪い考えではないと思いますし、下手に他人の意見を参考にパーティショニン グして逆に運用に支障をきたすくらいなら、むしろその方がいいという考え方も できると思います。 ちなみに、自分の使い方、運用でどのディレクトリにどれだけ容量が食われるか 調べるために、私は xdiskusage http://xdiskusage.sourceforge.net/ というツールを使っています。もちろん単に du でも足りるのですが、上記を使 うと視覚的にも確認できて、イメージがつかみやすくなると思います。 -- □●□ _/_/_/_/ To be Happy! _/_/_/_/ □□● _/_/_/_/_/_/ 松本 悟 _/_/_/_/_/_/ ●●● _/ helios.reds@xxxxxxxxxxxxxxx _/