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[vine-users:070047] Re: 文献整 理ソフト

  • From: 深海水草 <VYG01106@xxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:070047] Re: 文献整 理ソフト
  • Date: Thu, 27 Jan 2005 15:25:52 +0900
長谷です

> こんにちは、三田です。

こんにちは

便乗ですみません。

LaTex や Emacs は不勉強なので外しているかもしれませんが、
仕様書等を永年 Word で作っているので、私も利点は何処に有るのか
ちょっとお聴きしたいのですが...

> 1.まず、自分のレイアウトに似た構成になっている他人の論文を探し、
>  その元ネタになったLaTeXソースをもらう(^^;)

ここは Word も同じです

> 2.以下、文章が完成するまで2.1.〜2.3.を繰り返す
>  2.1.必要に応じて1.のテンプレートを修正して文章を作成する
>  2.2.作成した文章ファイルをコンパイルしてDVIファイルにする
>  2.3.DVIをレビューする

Word にもテンプレートはありますので、2.1.は同じです
VBA を使わない限り(使うにしても自分でコンパイルするものでは
ないので気にはなりません)その後は関係ありませんが...

> 3.完成したDVIファイルをPSファイルに変換する
> 4.PSファイルを印刷する
>  (もしくは、DVIビューワによっては3.からいきなり印刷)

PosrScript にする部分がちょっと手順が面倒な気がします。
まぁ、Word でも変更されたくないから pdf に落としてからやる
ということもあるのですが...

> [利点1]
> で、元ネタのLaTeXをパクってしまうという上記の手順1.で、かなり
> 楽が出来ます。一度作ってしまえば、今度は過去に自分が作成した
> 文章をテンプレートにして新しい文章を作成します。

これは利点といえるかどうか疑問です
文章やプログラミングでは、どのようなアプリケーションを使う
にしても、大抵リソースがある訳ですから、イチから作るという
機会はそうそう無いでしょう。

> [利点2]
> 上記の手順2.2.では、実際はDVI化に際して目次の作成とか参考文献の
> Joinとか、幾つかやること(別のコマンド発行)があります。でも、
> それらをMakeファイルに記述しておいて、プログラム開発と同じ要領で
> "make"コマンド一発で実行することが出来ます。

こういった機能(注釈や参考文献の記述)も Word にはあります

> [利点3]
> LaTeXのソースファイルはプレーンテキストです。そのため、プログラム
> と同じようにCVS等のバージョン管理システムで管理することができます。
> 100ページくらいの論文を書いていると、「あ、あの時消しちゃったやつ、
> どこいったかな?」と焦ることがありましたが(^^;)、CVS管理していれば
> 過去の履歴を取り出せますので楽チンです。

Word はプレーンテキストではないですが、ちゃんとバージョン管理
機能があります。もちろん CVS に対応している訳ではないですが。

> [利点4]
> 私はやりませんでしたが、LaTeXでは1つの文章を複数のLaTeXソースに
> 分割することが可能です。勿論、分割された文章を統合した形で目次を
> 作成したりもできます。かなり長い文章を書かれる場合などは、これが
> 役に立つそうです。私が卒論を書いていた1998年当時には、(確か)
> Wordには「分割した文書をまとめて目次を作成する」という機能が無く、
> Wordで書いていた友人は苦労していました。

そうですね。これは今も無いと思います。

> [利点5]
> 最後に、Wordは100ページくらいの文章を書くと未だに不安定になりま
> せんか?特に図が多いと。その点、LaTeXはただのテキストファイル
> ですから、編集時に不安定なんて話は聞いたことありません。

これは Word だけの問題ではなく、Windows のシステムの問題でも
あります。物理メモリが足りなければ追加する、それ以上ならペー
ジングファイルを大きくしなければなりません。そのページング
ファイルの置き場所もシステムの置き場所ではない、高速な HDD
でないと足を引っ張ります。こういう事をしないとならないという
のはありますが、200ページ程の仕様書を書いて不安定になった
事は私はありません(多少遅くはなりますけど...)。

それに Word というのは Word というプログラム一つだけではなく、
コアプログラムとして Word という小さなワークフレームの中に、
沢山の ActiveX(DLL) がくっついて動いています。だから Excel
で作った表やグラフを貼り付けることもできます。プログラムだけ
ではなく挿入する図も ActiveX リソースとなります。その分メモリ
喰いになるので、その対策はしなくてはなりません。これは Windows
上で同じようにメモリを大量に喰う PhotoShop や Illustrator
を使うときにも相応の考慮が必要です。

> そんな感じで、私の知っているLaTeXの利点は上記のようなものですね。

となると利点ってそうそうあるような感じがしませんけども
どうなんでしょう?

> # Emacsに関しては、私はEmacsキーバインド信者なので、もはやそれに
> # 尽きる(^^;)といった感じです。

それはよく分かります。ですから本来は LaTex と Word とがどう
とかではなく、もうその辺の話になってしまうんでしょうね。

私は Windows では IME に WXG を使っていますが 同様のキーバイ
ンドが Linux 上の Anthy + uim でできないのでちょっと辛かった
りします。

-- 
長谷 <VYG01106@xxxxxxxxx>