加藤(大阪)です。 横から失礼します。 Sat, 27 Sep 2008 20:26:01 +0900 付 T.E.Lawrenceさんのメールより: > http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/vi-user-usage-8.html > > の、この部分を参照して > > >ホームディレクトリの.bashrcに設定を書き加えます。 > > > # cd > > # vi .bashrc > > (以下の設定をファイルの後ろの方に追加して保存終了します) > > alias vi='/usr/local/bin/jvim' > > # source .bashrc > > 試しましたが、vimが起動する上、日本語が入力できませんでした。 (長南さんが丁寧且つ適切な返信をされていますので、この部分だけに反応しま す) 上の alias 設定は、同じページ(vi-user-usage-8.html)の直前に書かれていま すように、 > 以下はjvimが/usr/local/bin/にある場合の例です。 ですので、/bin/ にインストールされる Vine の jvim にはあてはまりませ ん。 alias vi='/usr/local/bin/jvim' は、「存在しない '/usr/local/bin/jvim'」 を呼び出し、それに失敗して本来 の vi = vim を起動するので、 > 試しましたが、vimが起動する... という事になります。 (コマンドの在処を調べるには、'$ which jvim' のように、which コマンドを使 います) あえて alias (別名)設定するなら、問題の部分は、 alias vi='/bin/jvim' になりますが、jvim を起動したい時は、 $ jvim abc.txt などとすればいいわけですから、vi に jvim への alias 設定をする意味は殆ど ありません。逆に普通の vi (実際には vim: 後述) が使えなくなり、かえって 有害ですらあります。 alias は、長い path を含むファイル名や忘れ易いオプションを入力する時など は便利ではありますが、元のファイルのパスやオプションの意味を隠してしまい ますので、極力乱用は避けられた方がよいでしょう。 以下は参考までに。 ------------------------------------- *vi を実行すると vim が起動するのは? vi(/bin/vi) は、 $ ls -l /bin/vi lrwxrwxrwx 1 root root 20 12月29日 2007 /bin/vi -> /etc/alternatives/vi* (実際には一行で表示されます。以下同様) のように、/etc/alternatives/vi へのリンクに、さらに、 $ ls -l /etc/alternatives/vi lrwxrwxrwx 1 root root 19 9月27日 23:28 /etc/alternatives/vi -> /usr/bin/vim.xxxx* と、/usr/bin/vim.xxxx へのリンクになっています。 ('.xxxx' の部分には、'.normal'、'.big'、'.huge' など、インストールされ た vim の種類により、違った表示になります。通常は 'vim.noamal'、最大機能 版 vim-X11-huge をインストールしていれば 'vim.huge' が呼び出されます) ------------------------------------- *参考ページでは、なぜ「jvimが/usr/local/bin/にある場合の例」なのか? jvim がディストリ標準パッケージとして用意されていなかった頃の名残りだと 思われます。同ページの最初の方に、 > 以下の説明はやや時代遅れの内容となっていますが(2001/02/26現在)、 > 参考のため、作成時の内容のまま載せます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ と、(2001/02/26現在) 時点でも既に「時代遅れ」とされていた内容、つまり 「最低でも 7、8年以上前の情報」という事になります。 # web や オンラインマニュアルの情報を参考にされるのは、とても良い事だ # と思いますが、自分の環境に適用する時は「現状に合っているか」を考え、 # 必要に応じて複数の情報を比較検討する事も重要です。 -- 加藤 雅 <mkato@xxxxxxxxxxxxx> http://add10.hp.infoseek.co.jp/rox/ http://www2.odn.ne.jp/add10/fluxbox/