報告です
On 2004/05/13, at 21:13, Chyun Yun wrote:
(現状では)少数派のLinuxの、さらにマイナーなPPCですが蓼喰う虫も好きずきで
それなりの良さと楽しさがあります。
印刷業界など昔からMacユーザーが多いのですが、いま大量のベージョPowerMacが大量に余り始めています。MacOS
Xへの移行が進めば進むほど、MacOS
Xが動かない、動かせないMacはお払い箱となってゆきます。実は私、こうしたMacをサーバ用途で再生利用する仕事をやってきました。
その次の段階として、OpenOffice1.1が動くVinePPCマシン作成を考えているのです。これでMS
Officeのデータを受け取ることができれば、それをPDFに変換することができます。そうすれば高いライセンス料を支払うことなしに仕事ができます
よね。
須々木俊太さんの記事には期待しています。
がんばってみます。
***ここから報告***
これまでの経緯
そもそも、過去にVinePPCのSeed化に成功したことがあります。当時はglibc2.2でさほど問題もなく、OpenOfficeも
643C(英語版)が使用できました。
OpenOfficeのLinuxPPC日本語版もまだなく、この組み合わせが唯一の選択肢でした。
問題が発生したのは、YellowdogLinuxが3.0でglibc2.3に移行した後です。そのタイミングで登場したOpenOfficeは
glibc2.2ではインストールさえできない状態になっていました。
その後、OpenOffice1.1の日本語対応版が登場しました。IA32版はglibc2.2対応版があったものの、PPC版はglibc2.3対
応版しかありません。
この時点では選択肢は二つ、
1.OpenOffice1.1日本語版のglibc2.2対応PPC版を作ってもらう。
2.VinePPCを諦めて、YellowdogLinuxに移行する。
でした。
1.については、MLや掲示板を頼りに話を伺いましたところ、このPPC対応日本語版を作成している方がたった一名であることがわかりました。先日東京
で行われたある会合で運良くその方とお会いすることができたのですが、「glibc2.2環境対応の環境を持っていないし、わざわざ対応をバージョンダ
ウンさせるモチベーションがない。」とのことでした。確かにVinePPCもSeedではすでにglibc2.3に移行しているのでお話はごもっともと
思い、諦めました。
2.については、一旦移行してみたのですが、aptが不完全だったり、メッセージが英語表記だったりでどうしても好きになることができませんでした。
VinePPCの偉大さを改めて確認した次第です。
と、いったわけで、あきらめの悪いSeed化への挑戦が始まったのです。
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須々木俊太