こんばんわ、ワタナベです。 ご意見いただきありがとうございます。 2004/02/22 (日) 18:47 +0900 に yoshinobu syouzi さんは書きました: > navkaz wrote: > > なのでMSがWindows以外での利用について、制限だの許可だのいうのはお門違いで、 > > リコーがどう判断しているのかが一番の鍵ではないでしょうか? > > 通常Windowsユーザはマイクロソフト社と売買契約を結んでいるのであって、リコーと > 契約しているのではないので、なんらリコーの主張にしたがう義務はないものと考えます。 > もちろんリコーは著作権を主張できます。 たしかにユーザーはリコーと直接契約関係にないのですが、この件に類する問題として先だっての東風フォントの件がありました。それは開発者と日立の間の問 題でしたが、多くのベンダーは配布を中止する予定であり、それはユーザーに影響を与えているのも事実でしょう。 配布の中止は、事無かれ主義のディストリビューターの、利害関係のないユーザーに対する押しつけなんでしょうか。 私はそれは、今まで御世話になってきた東風フォントとその開発者(日立も含めて)に対する敬意によって、従っているものと解釈してます。 その敬意とは、現行の著作権法で定められた著作権にあてはまるかどうか確かではありませんが、何かに当てはめようとすると"著作権"に該当するのでは、と 思います。 では著作権(や意匠権)というにふさわしくないとされるならば、フォントの制作者には何も残っていないのでしょうか。 というのが私の疑問の原点です。 > 『使用権』における「ビジネスとしての合理性」がゼロだとは言いませんが、その > 合理性は「民法第一条第二項に規定する基本原則(信義誠実の原則)に反して」おり、 > 消費者契約法 第十条により、『使用権』を規定する条項は無効と考えます(もち > ろん、あればですが)。 もちろん消費者保護も大事です。でも消費者がコミュニティ化して社会的強者となるケースもあるでしょう。この件がそれではないですが、少なくともいくらか の時間と労力と費用を費して制作したものに対して何らかの権利を主張することが、"消費者の利益を一方的に害する"ことなのでしょうか。 > また、企業は利益のためには、いくらでも不当な主張をしてきます。企業側は不当な > 主張であること、その不当な主張が法的に無効であることも十二分に知っています。 > しかし、どんな不当な主張でも、とりあえず主張してさえおけば、消費者はありがた > がってくれるので、企業にとってもまったくありがたいかぎりです。 営利企業は利益を出すのが存在目的であり、利益を出すからこそ社会に貢献しているのであり、赤字で貢献しているのは国ぐらいなものでしょう。そして利益の ための主張が全て不当なものとは限りませんし、むしろ不当と判断されるような主張をするほうが企業の存続をあやうくするのが現状ではないでしょうか。 MSは今や独占企業なのだから、事実上どんな要求や条件も消費者は飲まざるをえない、という意見もあるでしょうが、そんなに消費者って弱いものでしょう か。 -- Digital Imaging, Contents, Solution & Engineering Kazuhiko Watanabe :: navkaz@xxxxxxxxxxx GNOME-2.5 on Vine-2.6 http://www.deltahf.com/gnome2/